The Thumping Poetry Of The Chapped Hides
Jul 31, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording by Mike Gentry
Translated by Teshi
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Illustration by Johnnie Cluney
Recording by Mike Gentry
Translated by Teshi
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最後に僕らが4onthefloorのリードシンガー/ギタリスト、ベースドラム操作の王者Gabe Douglesを見たのはミネソタのDuluthの辺りで、彼の家にも僕達の家にも近かった。小屋の外と中で見たんだけど、僕らの最後の彼の記憶は、食肉業者がクーラーの中で着なければいけないような、冬用のコートよりもっと暖かい物にくるまっていたイメージだ。業者が着るよりも、もっとカッコいいコートだったけどね。記憶は今のところ僕の頭の中に留まっているけれど、その時僕の足はびしょ濡れで、嫌な感じの汗をかいていて頭が錯乱する所だった。それでも彼は心地よさそうにしていたのを覚えている。多分手作りのホッカイロみたいなのをもっていて、外からも中からも暖かさを強化していたのだろう。Douglasは一人の男が辿り着ける、最高の優しさと暖かさを持ち合わせている。今だって、いつだってずっと彼は変わらない。僕らはずっと彼はそういう男だと思っているし、そんな彼も苦悩や、不平、苛立ちを爆発させることがある。彼はすべての男が共感できるような声を使う。そう、落ち込んでいても、鉄が入ったつま先や固いヒールで腹にキックをぶち込ませるのだ。彼は自分のために、自分が望むものを手に入れようと努力している人達のために歌う。一日だけでも厄介ごとから逃れたい、湖に出てぷかぷか浮かびたい、というようなちっぽけな願いかもしれない。彼の怒り立った声は時々ジム・モリソンのように聞こえる。僕はよくあのヒゲが手をつないでいるんじゃないかって思う。彼は怒り狂って、深い悲しみが後から追ってくる。ひび割れた尻、日に焼けた肌の詩。見下され、利用され続けた大人の男の言葉だ。これは足を踏み鳴らして、ちょっぴり酒が回って自分の事がすこし良く思えてきたときに聞く音楽だ。奥さんも娘もいる。仕事もあるし、帰る家もある。それでも何も満足できない。そういう思いを馳せながら、ビールに涙を落としながら聴く音楽だ。不幸せな訳じゃない。満足できずに、精神が不安定になっているのだ。そう、たくさん諦めてきたし、きっとこれからももっと諦めなければいけない。Douglasはこう歌う。「嵐よ、俺のところに来い/俺のほうがでかくても、お前より強くてもやって来い」まるで彼は困難はまだまだやってくると示唆しているようだ。幸せな日も、不幸せな日も、耐えられても耐えられなくてもやって来る。どっちにしろやってくるんだから、何か前ポケットとサイドポケットに入れて準備しておいたほうが良い。外がどんな天気でも、僕らを暖め続けてくれる秘密のカイロを。
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セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- Undertow(4X4 収録)
- Workin' Man Zombie(4X4 収録)
- Smokestack Lightning(未発表)
- On Tuesdays(4X4 収録)
- Lionhearted(4X4 収録)
- Cashillac(4X4 収録)
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