Those Who Play With Fire
Aug 3, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi
僕が今やってみたいこと、そして僕が今やろうと思っていること...それは、ニューオリンズのヒップホップグループThe Knuxを形成するKentrell "Krispy" LindseyとAlvin "Joey" Lindseyが「スリラー」のビデオ(それかそれに近いもの)に住んでいるんじゃないかって想像することだ。ゾンビはあんまりいないだろうけど、銃やナイフを隠し持っている血に飢えた殺人者達が街の灯りの届かないところで潜んでいる。なかなか愉快な殺人者で、君と君の女友達をかぼちゃみたいにくりぬく前に、ビールを一杯か二杯ひっかけ、ヤクを決めて、ロックンロールを流している。そして、次の獲物を探してうろうろしている。外でセックスを楽しんでいる10代の若者や、とびきりうるさいあえぎ声を出していた女達を探している。彼らがLindsey兄弟の人生の中で現れた殺人者たちの最初のターゲットになるような奴らだ。僕らはそういう悪者達にで気づかないまま生きている。そしてThe Knuxは軽いけど強烈な音楽で、そういう目に見えない危険を楽しく部屋の中に響かせる。2009年に発売されたバンドのデビューフルアルバム"Remind Me In 3 Days..."に収録された曲の多くは、君に一人で外を出歩くのは危険だと思わせた。でも全曲、頭にヘッドフォンをつけて、頭を振りながら口にはフィルター付のタバコをくわえて、馬鹿騒ぎの夜の中、煙をふかしたくなる。もしかしたら「男の陥落」を警鐘するような、捻くれた殺人者の物語は実はこの兄弟がナンパした女性達のことかもしれない。とんがったヒールを履いて、唇をすぼませる。悪魔か天使か分からないような仕草をみせる女達。彼女達が"Razorblade"という曲で登場する「信念が無い狂ったやつら」かもしれない。彼女達が煮えたぎる体をコントロールできずに、銃を充填し、弱虫どもを打ち抜く物語の登場人物かもしれない。The Knuxは汚れ、火遊びをして、トラブルに胸を高鳴らせる人々のことを描く。彼らはそんな感情を理解し、注意を払っている。それは飛行機から飛び降りたり、すやすや寝ている蛇たちの巣窟に跳び入るくらい危険なことだ。でもそれはオーガズムと同じくらい胸の高まりを感じる。彼らはそんな感情をJohnny Law風のロックンロールとヒップホップを融合した音楽に変身させる。銃が転がって、血が流される。足元には霧が渦巻いている。目の前に誰がいるかわからない。足しか見えないのだから。僕らは自分達のダークサイド、彼らのダークサイドをうろちょろしている。悪人達が細長いグラスに反射して見える。警戒。背中に寒気が走る。それでも、(悪事をして)僕達がちょっとの間すごい存在になれるかどうかは、まだわからない。ただ、狂った悪人達と一緒に夜の闇の中へ繰り出す前に、部屋の中にいる獣達に心は支配されている。
The Knux Official Site
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- The Train(Remind Me in 3 days...収録)
- She's So Up(未発表)
- Bang!Bang(Remind Me in 3 days...収録)!
- Razorblade(未発表)
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