2011年8月8日月曜日

Land of Blood and Sunshine



Blood, Cornfields, Sweet Sweat And Potential Danger

Aug 7, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi








多くの人がアイオワのトウモロコシ畑で起こることを恐れている。田舎道をたどってディッチウィードの茂みの中に入っていく。一人きりの沈黙のなか、家畜と一緒に作物が育つ暖かい音や、乾いた大地で死んでいく音が耳に入ってくる。そこは日常と全く違う世界で、奇妙な人達がいきなり現れたりする。きっとこういう高原ではもっと色んな事をして時間が潰せるだろうって思うだろう。ただ単にリアルな感じがするだけかもしれない。でも、そんなことないのだ。確かに、これだけ広かったら、自由に銃を撃ちはなって遊べるし、馬鹿な事が出来る。誰かの悪口も叩けるし、大騒ぎだって出来る。たぶん悪魔はアイオワのマーシャルタウンから来たLand of Blood and Sunshineの音楽をきいて踊るんだろう。悪魔はバンドのことを気に入り、州の真ん中の街から万歳をしている。でも口にしちゃいけないのはLand of Blood and Sunshineが悪魔の事を本当はどう思っているかってこと。彼らの悪に対して、ポジティブで陽気なものだと感じている。けど、その好奇心がファルセットを効かせた、にごった水のようなサイケデリアに繋がっている。その好奇心が、一日中怪しい会談が繰り返されるような、一人で行っては危ない場所へ行こうと思わせる。そう、明るくても暗くても危ない所へだ。この血と太陽で溢れた国の中で君は鍵をしたドアの後ろで隠れていたくなる。そこに隠れて、一番愛している人達を出来るだけ側においておく。一緒にお互いを隠しあう必要はないと思う。危険はすぐに来るものではなさそうだし。でも物音や声のボリュームに気をつけたほうがいい。あんまり怪しまれない方がいいからね。黒い煙が低いところを這う。とうもろこしがウィスキーの様に発酵した匂いが、ドアの下から広がって、家の中に充満している。何が起こるかは誰にもわからない。そしてLand of Blood and Sunshineが"Carry The Limbless"でこう歌う。「僕のキーパーさん、僕を暖かくしていて」それはちょっと諦めかけているサイン。それか、その可能性に身を委ねてしまっているのかもしれない。もし魂がこっそり家の中に入って、何か破壊し始めても、誰も止める事ができない。何したって入ってきて、色々壊していくんだから。ほら、彼らを迎え入れるマットがすでに敷かれている。ここに残ってくれればお菓子も飲み物もどんどん持ってくる。彼らは寝る場所まで提供され、何か興味深いものの様に観察されている。こいつ、このあと何をするんだろう。魂にしては良く食べるなあ、とか。"Into The Mystery"というアルバムは、自分一人で過ごす時間何が起こるかという事が歌われている。そうどこか日常から離れられる場所で、いつもと違う人間になることが許されている。ちょっとした悪魔になる。
Land Of Blood And Sunshine Official Site



試聴・ダウンロード 

セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. Demon, Listen(Into The Mystery収録)
  3. Eat People(Into The Mystery収録)
  4. Up In That Ether(Into The Mystery収録)
  5. Carry The Limbness(Magik Carcuss Ride収録)

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