2011年8月4日木曜日

Portugal. The Man


Buzz From The Levitation Machine

Sep 10, 2010

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Sound engineering by Patrick Stolley
Translated by nao_ko_



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ポルトガル・ザ・マンは、2,3年前に大分クソに付き合わされたに違いない。そして今もなおポートランドの友人たちと飲みに出る晩にはまだそういうこともあるだろう。彼ら4人はアラスカのワシラという街でロックンロールバンドとして活動を開始した。そこは2008年のアメリカ大統領選挙の際、元スポーツアナウンサーでムース撃ちの政治家、今となっては最北油持ち州の知事、Sarah Palinが、そうなる前に市長をしていた街、として有名になった。「私の庭からはロシアが見えるわ」の発言もあったマーヴェリックな彼女についてのくだらない質問・・例えば、「セレモニーでリボンカットすんの見たことないの?」や「坊やなんぞうまいこと喰っちゃうんでしょ?ホット。」だの・・に彼らがどれだけ答えてきたことか。はたまた、ポルトガル・ザ・マンの曲に見えるその込み入ったものが、普段から全身全霊吸収モードでない輩には関係のないところから来ていることを考えると、メンバーは質問に答える代わりに空虚な視線を送るだけだったかもしれない。スイッチを押せば同じ結果が出るような単純な音ではない。彼らの音はもっとハイな(高い)理論で考察され、生存の終わりのテストと、幻覚を見るフェーズと月の丘を結ぶ包括的かつ鳴いているエーテルの狭間に住む音だ。リードシンガーのJohn Gourleyの声は60年代や70年代にカリフォルニア州ハリウッドのローレルキャニオンの丘丘や森の中のキャンプから聞こえてくるようなアース・トーンで、ややガレージロック、Jack Whiteのように口すぼめ呼吸、節の終わりをひねる歌い方だ。それは審議に太陽が掻い込むような、浮上マシーンの席につき自分の肺にピュアな酸素を送り込まれているような、普段なら得ることの出来ないバズ(高揚感)をもたらす音楽だ。Magnum P.I.の追いかけっこシーンのようにも感じられる、原始的ワウワウサウンド。しかし何よりもそれは、我々がクラクラになれる要素がある何かのような、胸への直ヒットなのに、自分たちでは何の苦労もしていない、そういう音だ。それを我々が求めているとしても、いなかったとしても。
Portugal.The Man Official Site

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セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. People Say(The Satanic Satanist収録)
  3. The Sun(The Satanic Satanist収録)
  4. Do You(The Satanic Satanist収録)
  5. Everyone Is Golden(The Satanic Satanist収録)

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