2011年8月5日金曜日

Company Of Thieves


Snakes, Beasts And The Thieves

Aug 4, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi

Download







Genevieve Schatzの中では葛藤が爆発している。シカゴのCompany of Thievesのリードシンガーの彼女の顔は怒りに燃え、苛立ちに腕を振り上げている。きっと「もういいかげんにしてよ!」というポイントまで達しているのだろう。息をハァハァさせて、顔が真っ赤になるくらい腹が立つことや不快な状況が彼女にやってくる。予期せずやってくる痛みに彼女の胸は打ち付けられる。しかし、数秒後に彼女の頭はスッキリし、すぐそこに座って精神を落ち着かせる。そして自分が立たされた苦境に冷静に、そして哲学的に対処している。冷静だといっても、彼女は目を細くして、ちらちら辺りを見渡し、次の攻撃に備えているのだけれど。何かが彼女を襲おうと待ち構えていることを知っているのだ。あらゆる困難も彼女を負かすことなど出来ない。君もきっとそう思うだろう。

これが彼女が"Gorgeous/Grotesque"で見せるキャラクターで、この曲は最新作"Running From A Gamble"に収録されている。Grace Potter and the Nocturnalsのレコードのブルージーな興奮をミックスしたような作品だ。しかし、彼らはあらゆるところに汚い蛇の毒を巻き散らし、まるでThe Doorsが夜、ロスアンジェラスのWhiskey A Go Go※で演奏していたバンド初期の頃にワープしてしまったかのような感覚を得る。SchatzとギタリストのMarc Walloch,ドラマーのChris Faller、ベーシストのMarcin Sulewskiとオルガン奏者のEthan Bernstenの音楽へのアプローチは危険を伴う。威嚇的で、情熱的だ。これが数え切れない厄介事やどうすることも出来ない人々に対する彼らなりの勇気ある回答なのだろう。僕らはいつだって他の人や数ある出来事に対して可哀想だと情けをかけている。だから気にしないようにしている。争いごとをさけて過ごそうとする。蛇や獣達の巣窟から出て行ける所まで行ってみる。Schatzは土で汚れた重い翼を羽ばたかせるストリートに住む鳥について歌う。いや、もしかしたら色んな物を避けて、歩道に集う鳥のまわりをうろちょろしている人々の事を歌っているのかもしれない。彼らは汚くて疲れ果てて、パンの屑や骨を捜している。

Company of Thieves Official Site

※ウィスキー・ア・ゴーゴーはカリフォルニア州ウェストサイドにある、アメリカ初の本格的なディスコクラブと言われている。ドアーズの他、フランク・ザッパやXTC、オアシスまでが公演を行った伝説的なクラブ。

試聴・ダウンロード

セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. Nothing's In The Flowers(Running From a Gamble収録)
  3. Queen of Hearts(Running From a Gamble収録)
  4. Death Of Communication(Running From a Gamble収録)
  5. Gorgeous/Grotesque(Running From a Gamble収録)

0 件のコメント:

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...