The Very Prettiest Pain
Aug 16, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Patrick Stolley
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Patrick Stolley
Translated by Teshi
Des Arkのレコードを聴きおわると色々大変な事を経験した気分になる。ほんとに、Aimee Agoteはただの一曲だけで、君をお腹一杯にさせるんだ。一人の若い女性の問題やトラブルが聞こえるだけじゃない。他の事も同じくらい真剣で、傷ついてボコボコになっている。そして彼女の問題は君自身の問題へと乗り移っていく。どうしてこうなるのか君にはよくわからないけれど、すごい速さで君を破壊する。無茶苦茶泣きたくなる。毛玉みたいに丸まったり、歌に現れる女の子達に「本当に残念だね」と慰めたくなる。彼女が実際何を経験したかはわからないけれど(歌の中で聞いたとしても)、何をしてもあまり彼女の手助けにならないことは分かる。こういう時、彼女にハグをして「誰か必要だと思ったら、僕を頼って」と言うしかない。君は実際、Agoteに彼女の問題を君に向かって歌ってもらいたいと思っている。弱弱しく痛々しいスタイルで自分に向かって彼女に歌ってほしいのだ。永遠に彼女にこうしてもらいたい。こういう悲しくて..いや超物悲しい人生の瞬間を、彼女のスタイルで聞くと、君はこれ以上シリアスな事は自分は絶対経験する事は無いだろうと感じる。どんな人間関係の問題も"Don't Rock The Boat, Sink The Fucker"に比べたらちっぽけなものだし、問題にすら感じないだろう。Agoteが書く美醜の物語に比べたら全て青ざめてしまうだろう。もしこの物語が全て本当だとしたら、物語自身も長年かけて書かれて、全て揃っていきなり彼女に圧し掛かってきたりしていないだろう。だってもしそうだったら、絶対に耐えられない悲劇だもの。魂は消費されて、暗くなってしまっていただろう。Agoteが対峙する痛みは息を呑む、まさに天才の成せる事だ。まあ、そんな事に認定証をあげてもアレだけど。彼女が歌にする痛みは正に耐え難いのに、それを手にかけるなんて、自分自身に驚くべきだよ。君だったら死にたい気分になる。でも、これは彼女の物語の一ページなのだ。これは彼女の生み出したもの。「あんたが彼女を愛してるなんて素晴らしい事ね。でももしあんたが彼女とヤッた後に、その子が泣き始めたらどうする?『あなたの毒みたいな愛が私を死に追いやってる』って言ったら?私があんたにこう言った時そう感じてたのよ。/こうでもしないと、私『愛してる』なんて言えないから。」と"Battle of the Beards"のアルバムの曲でこう歌う。"Lord of the Ring & His Fascist Time Keepers"はポエティックだが、彼女の心は平穏ではない。"Peace To You Too, Motherfucker"では、将来彼女の痛みが子供達に受け継がれないか心配している。「もし私に子供が生まれて、娘の目の中に私が感じている痛みを感じたら/悪魔は一回では済まさないことは分かってる/もう二回来たもの」でもしかし、Des Arkの曲の中には痛みより美しさがもっと輝いている。綺麗な部分のほうがもっと目立っている。曲の終わりの方で君の手を掴んで、その綺麗な部分と一緒に逃げ出したくなる。静かに、頭の中では何から逃げているか考えながら。でもすぐに座って休みたくなる。ちょっといきなり全てと対峙するにはキツ過ぎる。何かお酒をくれ。
Des Ark Official Site
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- Lord of the Ring & His Fascist Time Keepers(Battle Of The Beards収録)
- Peace To You Too, Motherfucker(未発表)
- Every Place I Leave, I Leave My Travel Mug(未発表)
- Untitled(未発表)
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