2011年9月1日木曜日

William Elliott Whitmore


The Gospel Of Moonshine

Aug 31, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi


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どれだけでもWilliam Elliott Whitmoreの血をチェックしてみたらいい。でも、きっと血の中にウィスキーや月の光を見つけるはずだ。アイオワ州の東南地方、Lee Countyにとうもろこしを栽培しているみずぼらしい彼の家がある。そこにはミシシッピ川が流れていて、そこの風景はまるで世紀の変わり目みたいだ。そこにあるバスタブ(彼がバスタブなんて持ってたら)はきっとコーンのリキュールで溢れているだろう。彼が愛らしく歌う"Horrible White Dynamite"や"South Lee County Brew"にそんな臭いがする。そのリキュールは「サメの様に噛み付いてラバのように蹴って」きて、アメリカのこの場所で夜のパーティーを盛り上げ、人々を楽しませる。Whitmoreはみんなが家に帰るべき時も分かっていて「君はもう立ち上がる事も出来ずに、床と天井の違いもわからない」と歌う。でも彼はこの強烈に楽しい出来事を神にも感謝する。君は酒でふらふらになって、アルコールに満ちた息は火をも起こせそうだ。

 何よりも、Whitmoreはアイオワに生きる昔ながらの人々の習慣を要約する。よぼよぼになった老人が日々の習慣で、毎朝ダイナーでコーヒーを飲みながら他の仲間と天気の話をする感じ。彼はこういう人生の瞬間を切り取る。秋の季節、骨が折れる仕事で彼らの腰は曲がってしまって(直角に曲がってしまった人もいる)、みんな疲れている。けど元気で溌剌なお年よりは腹の底から大声を上げて、今まで以上に心は優しい。彼らはあらゆる困難を乗り越え、土から作物を育て、しっかり生きて不作の年でも大家族を養おうと頑張っている。たとえ農夫として生きても何も得な事は無かったとしても。彼らは一日の終わり--日がちょうど沈む頃、一日の仕事がやっと終わったとき-に体から感じる土の香りを嗅ぎ、この疲れは誠実なもので、この仕事は気高い職なのだと感じている。

 Whitmoreはまた、こういう年寄り達の若かりし時代を表現する。彼らは近くに強い酒があるならいくらでも飲みたいと常に喉を乾かせている。舌に一滴触れただけで体全体がカッと熱くなり、君の頭を吹き飛ばすくらい強力なアルコール度数。彼はこういう酒は何か忘れるのに最適だと言うけど、夜の飲み会をもっと円滑にするのにも最高だと言う事を知っている。たとえ飲み会が外で行われても、そこでイナゴが無茶苦茶五月蝿く鳴いていも、満点の星が君の目を痛めつけるくらいに輝いて、暗闇は枝から枝に飛び回るフクロウに邪魔されている。
William Elliott Whitmore Debut Daytrotter Session
William Elliott Whitmore Second Daytrotter Session
Anti Records

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セットリスト
  1. South Lee County Brew(未発表)
  2. Horrible White Dynamite(未発表)
  3. Let's Call it A Night(未発表)

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