Getting Big To Feed The Fam
Sep 12, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
ラッパーたちは自分達の成功と近況を定量化することで知られている。彼らはみんなに言葉を使って今の地位からの近況報告をするのだ。タンスの靴下入れにどれだけ金が入ってるかとか、車を何台持ってるかとか、葉っぱをどれだけヤッてるとか、何人の女の子をナンパしたとか、自分達は賢い言葉の言い回しが出来て、他のラッパーをアホに見せられる事とか。また、不成功で何とか生活をやりくりしながら、物憂げに「将来は自分も自慢できると良いのに」と語りたがると言うかなり健全なこだわりもある。それが彼らから成功を願う気持ちを奪ったりはしないだろうが、現実何ヶ月も未払いの公共料金の請求書が残っている。
アラバマ州のハントヴィルから来たヒップホップグループ、G-Sideは自分らの滞納のせいで電気や水が一日の内ランダムに差し止められる可能性について歌う。また、彼らは「貧困から逃れるためなら出来ること何でもやる」という風にも聞こえる。どうもくだらない事ばかり喋る女達に対して見返してやろうと思っているみたいだ。彼女たちは彼らの事を夢ばっかり見ていると言って、稼ぎ手として見ていないのだから。彼らはどうやったらレーベルとの取引無しに自分達をリアルなラッパーと呼ぶ事が出来るのだろう、と考える。どうもあの女たちはインディー・ラップとかインディーなんちゃらなんて聞いたことも無いみたいだし。こいつらはドルが歌いだす所が見たいんだ。それはG-Sideも同じ気持ちだが、彼らは経済状況について強い意識を抱いている。最新作”The One…Cohesive”の中で、Outkastと一度比べられた事について歌っている。それほど適切な例えは無いよ、何故かって僕らはリアルにアウトキャスト(落ちこぼれ)として見られてるからな!と。くだらない女達と野郎どもには長い間嫌われ、(成功を)疑われてきた。だから自分達の一番荒々しい主張を(まだ近くに置いているけれど)抑えて、生きるルールと方針として定める事にしたのだ。自分達は働く男だし、狂ったクソみたいな世界の中でやらなきゃいけない事をこなしている。
彼らはまるで長い小説を読むタイプのように聞こえるが、君が願っているようなストリート風の詞も聞かせてくれる。全ての要素が合わさり、沈み込んだ魂と打ち破られた夢の舞台を作り上げる。だが全ての夢は忘れ去られた訳ではない。そこには忍耐強さが正しく飛沫をあげているのだ。他のラッパーとG-Sideの違う所は、彼らはお金を手に入れる事だけを考えているのでは無くて、最低しっかり家に電気が通って、テーブルに食事が出る生活を送る必要性を歌っているような気がする。もっと音楽と作家の職人芸にフォーカスを置いているのだ。彼らはこうラップする。
「俺の悲しみに乗っかれよ。だってお前が仲間だと思ってるやつらは仲間じゃないんだぜ」
まるでインディーロックソングで取り上げるメランコリアのようじゃないか。南部のヒップホップには聞こえない。感動的でパーソナル。もっとリアルで、見せびらかすだけのラップじゃない。二人にハグをあげて、たとえ確信が出来なくても「全部大丈夫だから」と言ってやりたくなる。彼らはこう説明する。
「俺は海を乗り越えてでっかいことしてるんだ/金が物を言うらしいな/だから俺が喋るときは叫ぶようにしてるんだ/ニガー、嫉妬かい?俺は家族を養いたいだけだぜ/アホな女達は俺を馬鹿だって言う。何の手立ても無いまま乗り込もうとしてるからな」
これは自慢なんかじゃない、使命だ。そして僕らは彼らを応援したくなるに違いない。
G-Side Official Site
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome To Daytrotter
- Y U Mad?(The One... Cohesive収録)
- Came Up(The One... Cohesive収録)
- How Far(The One... Cohesive収録)
- Net Geo(The One... Cohesive収録)
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