2011年9月2日金曜日

The Dandy Warhols


Mind On The Countrified Wintertime

Sep 1, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Sam Patlove
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi







今でもヘロインの事を考えると、僕はいつも自分にヘロインが驚くほど時代遅れなものだと言い聞かせている事に気づく。超 時代遅れ。高校の時、自分の信念が固まっていない時からずっとそう考えていた。その時はヘロインが実際どんなものかも知 らなかったけど。Dandy Warholsのお陰で、Midwestの感受性が強いティーンネージャーだった僕は「好きなことやればい い」っていう知識を得た。僕は常にヘロインからは身を引いていた。多分この理由のせいだと思うけど、時代遅れな事とか簡 単に手に入れられるものはやりたくなかった。まあポイントが何であろうと、ありがとうDandy Warhols。とくにCourtney Taylor-TaylorとZia Mccabeには感謝してる。彼らは柔らかくメロディックな歌声で長年前に流行った常習性薬物について歌 っていた。君たちのお陰で僕はクリーンでいられたよ。バンドは何年か前に”Dig!”というThe Brian Jonestown Massacreの エピックなドキュメンタリー映画でバンド(The Brian Jonestown Massacre)が危機に陥っていた時に引き立て役を演じて いたが、まだ彼らの活動は終わっていない。何ヶ月か前にテキサス州のオースティンにある僕らのビッグオレンジスタジオに やって来て、ドラッグを帯びたレトロなロックンロールを鳴らしていた。今回はカントリー調のバージョンを披露している。 オレゴン州はポートランドからやってきたこのバンドのこんな曲調を聞くのは初めてだった。殆どアンプラグドで演奏された が、ハーモニカとペダルスチールが彷徨うような、地平線を越えた所にある大陸と繋がっていた。僕らが知っているナッシ ュビルのバンドのような雰囲気があって、まさか彼らのような耳のドラムをぶち抜くようなサイケロック集団が奏でる音と は思えなかった。今回披露された、2003年に発売された”Welcome To The Monkey House”の収録曲、”We Used To Be Friends”の新バージョンはTaylor-Taylorが長く続いた問題を感情的に吐き出している。近年のMatt Sharpのような声で何か を失う悲しみや、以前は確実と思えた事を失う悲しさ――そして、自分で選び出した新しい物に取り替えられた――を心に打 ち付ける「冬の季節を忘れろ」というラインがある。Dylanのカバー、”You Ain’t Goin’ Nowhere”を選んだのは興味深い。 このラインはこのセッションでバンドが選んだムードを的確に表現している。くだらない事ばかり言っているように見えて、 少し丸くなったこのバンドは、多分まだ請求書を払うためにファジーで暗いムードを漂わせて眩しい明かりの中ショー※に出演しなければいけないのだろう。バンドのこういう側面を見られるのは素晴らしいことだ。彼らがこの様に変化したって事を 見られるのは。
The Dandy Warhols Official Site

試聴・ダウンロード



セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. Country Leaver(Thirteen Tales From Urban Bohemia収録)
  3. You Ain't Going Nowhere(※Bob Dylanカバー)
  4. We Used To Be Friends(Welcome to The Monkey House収録)

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