2011年9月26日月曜日

Ume


A Whispery Way With The Commonly Found Dark Sparkles

Sep 24, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi



オースティンのバンドUmeのフロントウーマンLauren Larsonは僕らの魂や僕らが疑いの目で深く関わらないように注意している別の魂の漆黒の部分も光り輝くモノになれると信じさせる。その部分も素晴らしい装飾品として見る事が出来るし、隠しておく必要は無い。でもギラギラ照りつける太陽の下で、あるいは夜色のキャッパーの中でしっかりと立てかけられ、鑑賞される。

ギターのムーディーな背景とエモーショナルなバッグの裏から、恋愛関係で皆が経験するような災難−−二人の円満な関係を当初は願っていた人たちに台無しにされる事−−の一部始終、あるいは一部が現れる。こういう時に理由を並べても切りが無いし、どんな原因であろうと−−例え似たようなシチュエーションがあっても、毎回違う展開が生まれる。しかしUmeは原因をこそこそと自ら打ち明けるモノと、僕たちが「あいつら(原因)が俺たちにこっそり近づいてきた。そんな事バラすなんてアホみたいって分かってるのに」と断言するモノにあえて近づき個人的な関係を持とうとする。

バンドの最新作"Phantoms"に収録される多くの楽曲には第六感が目覚ましく働いている。曲の冒頭から僕らは「今から何かトラブルが起こって、物事は一度引き金を引いたらすぐに消滅する」というアイディアが与えられる。Larsonは

「この抱擁はまるでクイックサンド(流砂)ね」

と歌い、まるで呪いの手が抱擁者の肩に置かれたようだ。僕らは「ハッピーエンド」のチャンスはめっきり無いと警告され、流砂の様なハグしかない恋愛関係だと分かっていたらどんな種類のハッピーエンドでもそれを望む人はほとんどいない。

 Larsonは優しく囁く様な声で、Umeの楽曲をまるでプライベートで共有される様な、誰も周りにいない状態で聴いている様な、そして他の人に教えてはいけない様な気分にさせる。 耳に聞こえる物語は警戒的なストーリーを語っている。君が(上記と)似た様な抱擁を与える似た様な人と関係を持ってしまった時に、何を気をつけるべきか教えてくれる。この二つの要素がくっついて、人生に沿うモノとして見た時、マイナーでちっぽけなステップだけれどこれは人を説得させる力を持っている。そして僕らはなんでこれが僕らここに導いたのか知る事が出来るのだ。

Larsonはこういう人たちにほとんど不幸せな苦境や結末を与え、誰でもこの状況に立たされる可能性があると思わせる。まるで溺れたように感じ、まるで内蔵がひっくり返ったように苦しんで、全てからすぐに逃れるべきだと感じる。この共通の感覚が僕らを一つに結束させ、僕らがみんな感じる様な暗いしゃっくりも明るい所で共有されればちっぽけな閃光を放つのだ。
Ume Myspace Page

試聴・ダウンロード

セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. Burst(Phantoms収録)
  3. Run Wild
  4. The Task(Phantoms収録)
  5. The Push



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