Peddlers Of Senseless Faith
Sep 26, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
僕らは、TyphoonのリードシンガーKyle Mortonが感覚が無い状態の事を歌う"CPR/Claws Pt.2"の曲の半分はCPRに入ってると考えてる。 まるで「感覚の無さ」が監視されているみたいだ。彼が親しくしている人にこれが起こっていて、気がつくとこの人はもういらなくなった所有物を全て売り払っている。理由は何であれ昔重要だったけれど、今必要でなくなったものを荷物から投げ捨てている。もういらない。どこか人生から外れて、あるいは何かこの人物に起こった事が彼の物の価値を永遠に変えてしまった。彼は全く新しい人物に生まれ変わり、それは少し不自由に聞こえるし、進んでいく道は小さくて測られたものの様だ。まるで構造上音がしない床を歩いて横切るみたい。いつ底が抜けて下に落ちてもいいように慎重に歩く。
オレゴン州のセイレムから来たこのバンドはこのようなセンスレス(感覚の無い)の瞬間を築きあげる。ただ、「センスレス」っていうのは語弊があるな。理論とは全くかけ離れたものだから。それよりも、時が僕らを狂わせたり、特に何の予感もなしに大事件が僕らの身に降りかかったりする事に対する不思議な怒りが関わっている。事件は勝手に起こり、僕達はそれを見つめて、それがどんな跡を残したか確認する。ぐるぐると考えが頭の中のほこりを蹴立てている。
次に何をすればいいか全くわからない。計画を邪魔するために次に何が起こるのかもわからない。でも絶対に何かが起こって、熱い湯をかき混ぜて、ポットを倒しに来るはずだ。何度も何度も...そして(それに対して)僕らは絶対謝られたりしない。反対に僕らは洗濯機を回して、壁についた汚れをきれいにしなければならない。手やひざをついて全部洗う破目になるのだ。何か進歩が起こったかと思うと、こういう落とし穴はいつも僕らに降りかかってくる気がする。突然タイヤが禿げて、気がつけば路上にはびっしりと氷が張っている。道路脇に沿って植えられた松の木にビリヤードのようにぶつかり、跳ね返っている。
MortonやTyphoonはきっとこういう不確かな必然性への備えをすることに興味を示してくれるだろう。
絶対に、確実に起こる事。けど不確かなのはどんな形で現れるかだ。それは正体を現す寸前まで不明な存在のまま。時には用事が済んで僕らから去っていくまで正体が分からない事もある。Mortonはこういう不思議な「不確かさ」に触れるようにこう歌う。
「自分の手で何もする事がなかったら、祈った方がいいよ/僕は神を恐れるような輩じゃないけど、怖いんだ/全然うまく説明できることじゃないんだけど」
彼は子供の頃どれだけスーパーヒーローに憧れたか歌う。けれど、きっとそれはその業種を大変と思わせる、誰もが知る必要があった現実だったのかもしれない。あるいは、彼がコミックで読むスーパーヒーローの殆どは普通の人間で、よく自分の存在意義に悩み「良き闘い」しか挑まないって事に気づかされたのかもしれない。--意志とパワーを絞り上げて、悪党を蹴散らす期間は少しの間しか休憩できないし。そこには全ての意図と目的を挙げても、「勝利」という文字なんてない。仲間達は厄介ごとに数え切れないくらい巻き込まれて、心は弱弱しくなっている。何回も優しい手に世話され、同じくらい元のポジションに戻された。次はもうちょっと気をつけてね、ってか。
彼らは次は違う結果になると信じている。一人では死なない事を願っているけど、どうせそうなることも知っている。彼らは明日はきっともっといい日になると信じている。神の愛によって全て乗り越える事ができると願っている。きっとそうなるだろう。でも、非常に苦労するだろうし、センスレスな信仰を抱いていなければいけない。でもTyphoonのメンバー達はセンスレスな信仰の巡礼者だ。ありがたいことに。
Typhoon Official Site
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- Common Sentiment(未発表)
- CPR/Claws Pt.2(Hunger and Thirst収録)
- Kitchen Tiles(未発表)
- Green(未発表)
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