2011年9月18日日曜日

Blue GIant


Within The Grasp Of The Original Sprawl

Sep 16, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Patrick Stolley
Translated by Teshi








みんなが何やってるか見える。あいつらが、ごめん僕もだけど、何百年もの間何をやってきたかわかってるんだ。僕らはとにかく色んな場所に拡散して、水の近くに文化を築いてきた(ここが一番都合いいからね)。だからといって決してそこだけに留まったりしない。僕ら人間はとにかく作り続けないといけない気がしてきた。だから力強い川を沿って、新たな辺境の地へ進み続けてきた。

今の時代、僕らはとにかく駐車場を広げ、建物を建て続け、公園や広場や雑草だらけの坂はショップや国内の観光場所に変わった。どうしようもないよ。全部人間の創造物の様に仕上げないといけないんだ。他の誰の仕業でもなく、「人間」の。こういうアホらしい事に--間違った事に突き動かされて--ただ夢中になれるなんて、ちょっと残念だよね。僕らはほとんど止まることなく、その必要性について全然考えようとしない。



オレゴン州はポートランドのバンドBlue GiantのオリジナルメンバーKevin&Anita Robinsonはこのような抑制の効かない「広がり」へ効果的な解毒剤を僕達に与えてくれる。ロビンソン兄弟はまるでどこかに住んでいるようだ。うん、ポートランドに住んでいるって事は分かってる。多分街のどこか、毒が入り込んでいない隠れた所に暮らしているに違いない。他と太陽の輝きも違うだろう。どれだけ外にいても、その日差しは君にガンの危険性を与えない。黄色っぽい空気の中を泳ぎ、一日中飲み続ける事ができる。

そこは全てがさび付いて、さび付かない場所だ。君はとにかく気にしない。どうやってさび付いていくのか、その過程を知るのも問題ないからだ。そこは君が裸足で子供を育てに行くような場所だ。そこは、君が深く、スリリングな呼吸をする場所だ。空気の中には海や、魂、今年の収穫分の干草の一部が詰まっている。まるで食物のような味がして、君は一つ一つ感謝しながら味わう

Blue Giantはバンドとして、広がった大地と二車線を沿った所にある様々な場所を楽しんでいるだ。こういう場所は都市のスプロールには全く届かない場所だけれど、昔々そこにあった場所からは簡単に手が届く場所だ。雑草の布団に寝転がって、簡素なピクニックランチの後昼寝が出来るような場所だ。空も大地も彼らが(都市のそれよりも)好む風景だ。彼らはただそこへ向かい、最良の友達、へヴィーなジャムとカントリーのサイケデリアを助手席に乗せて、窓を開ける。そよ風が耳と舌をゆらしながら、一緒に拡散した土地へ逃げて行くのだ。
Blue Giant Official Site



試聴・ダウンロード


セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. Clean The Clock(Blue Giant収録)
  3. Lonely GirlBlue Giant収録)
  4. Blue SunshineBlue Giant収録)
  5. Target HeartBlue Giant収録)







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