2011年9月19日月曜日

Stepdads


The Classic Teddy Bear Falsetto And The Women It Attracts

Sep 17, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Patrick Stolley
Translated by Teshi

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Stepdadの奇妙な名前のリードシンガーUltramarkが一生のうちに何千回も「大きくて古めかしいテディベア」と呼ばれているのは確実だろう。毎回そう呼ばれるのだ。彼の体格と髪の毛みれば分かるよ。でかい体型だし、熊のようなファルセットはクラシックだし。

“My Leather my Fur My Nails”という曲で彼は自分の毛皮と爪について歌い、女性をハンターのように描いていて、彼女はこの半男/半獣と「愉快なシーバー家」や「ファミリー・タイズ」のテーマ曲を打ち抜こうとしている。この悩める女性は注文が多く、常に何かを必要としている。そこにはペットを可愛がるような不思議な感覚、あるいは何も彼女を満足できないという所に立たされた鎖に繋がれた男のような感覚がある。彼女は何もかもコントロールせずにいられない。そして動物はただ毛皮と革と爪に使われるだけなのだ。これは支配的な力に服従するテディベアの物語だ。ただこの支配者は現実では他の人より権力も力も弱い。大きくて古めかしいテディベアは限られた状況でしか使いようがない。動物園の檻の中に連れて行かれる。



Ultramarkと彼のミシガン州、Grand RapidsのバンドメートRyan McCarthy, Alex FivesとJeremy
Malvinが書く音楽は人間が長年に渡り身につけたサヴァイバルのスキルと、人を挑発する態度の間を行き来している。彼女は目に入れても痛くない存在で、彼は彼女にそのままそうやって伝える。こうやって彼女を安っぽいシロップのような言葉で喜ばせてやろうと思ったのだ。彼はこう歌う。

「永遠に太陽をブロックしてやるよ。そうすればキャンドルの光で君が文字を読めるだろう」

そして彼はこのラッキーな女性にこう続ける。

「僕が『君がいなくて寂しいよ』って言わずに済むまで君を抱き続ける。」


何となく男が何か許しを乞うときにする動作のようでもある。恋人を取り戻そうとしているのだ。彼女はこの男を許すためには何かはっきりとした示しや努力を見せてもらわないと承知しない。まるで彼女が縄を持っていて、いつでも束縛を解いて、彼を逃がす事が出来るみたいだ。だから男は愛を取り戻すことに屈しないし、それが彼をとてもロマンティックな人間のように感じさせる(まあ情けなくもあるけど)。どういう風にこれを捉えても、急激に落下するような、例外的な愛はいつもちょっと情けないものなのだ。解決策は見つからないまま、Stepdadは僕らの目の前に問題を持ってくる。雑で気まずいけど、でもね、ちゃんとやることはやってくれるんだ。ああいう注文が多い女たちはいつも大きくて古めかしいテディベアに安らぎを求める。彼女たちは毎回それに嵌ってしまう。
Stepdad Official Website

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セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. My Leather My Fur My Nails(未発表)
  3. Jungles(未発表)
  4. Cutie Boots(未発表)


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