2011年9月14日水曜日

Grace Potter And The Nocturnals


When The Little Things Rush

Sep 13, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi









この日僕らが迎え入れたGrace Potterは確実にバーモント州住居者の燃えるような精神を丸ごとパッケージしていた。でも燃えるような精神だけではない。いつものように、Potterが演奏の最中自らをセクシーで精力的になれる環境に持ち込んでいたからだ。彼女のその部分は「オフィス」で仕事する女性には見られない全ての要素を補完している。とんでもなく短いスカートを履いて、トルネードのように動き回り、体中の力を振り絞って歌い、男も女も関係なく誰もが彼女にいやらしい視線を投げかける。ああ、男どもが彼女の肌と脚を見たら狂乱状態に陥るだろう。でも奴らは彼女が動き回ると、嬉しくてたまらない。多分観客の女達にも同じ事が起こるだろうが、そこには嫉妬の感情が生まれている。顔を真っ赤にして落ち着きを無くしている男を見ていると、肋骨にエルボーを入れてやって、現実に目覚めさせてやるのだ。


でもPotterは現実に間違いない。このセッションが行われた日、外は雨が降っている鬱陶しい天候だった。彼女と卓越したバックバンドは集中して演奏し、最新作から3曲を披露した。アルバムの楽曲で、彼女は安定した家庭を安定した恋人と育む安らぎを必要とする女性を表現している。そしてみんな同じ事を切望しているのだと。注目を集めるための度を越して忙しいクレイジーなスケジュールの中でも、自分を喜ばすちっぽけな事全てを感謝できるようになりたい。仲間と遊びたいし、バーモント州の秋をフルに感じたい。メープルが広野に甘い蜜を流し込み、風に乗ってその匂いが漂ってくるあの秋を。彼女はそういう素晴らしい事や自分が心から羨む雰囲気を楽しみながら体を休ませたいだけなのだ。時間がゆっくり流れて欲しいと思っている。確かに彼女はちょっとだけ時間がゆっくり進んで欲しいと思っているけど、実際それを口に出したり考えたりしたら黙り込んでしまうに違いない。だってそうしたら全てが変わってしまうから。






















でも別れのキスはオッケーだ。彼女をまた別の場所に、新しくて面白そうな所に導いてくれるから。どこか普通じゃなくて、無計画で、他の誰も機会を得られなかった場所。ああ、確かにさよならのキスは悲しい瞬間だよ。でも普通それを感じるのは片方だけだ。Potterにはそういう別れのキスで悲しくなる事が殆ど無いんじゃないか、と君は感じる。事実彼女はこんなキスの事を歌にしている。別れの決断を、何か気まぐれで、公園のピクニックランチの最中まともなワインと適当な会話の後に繰り出すような物のように聞こえさせるのだ。それが普通だと言う風に。


ステージに上がる火の玉は彼女がパフォーマンスしている姿だ。輝きと髪の毛を振り上げているのが彼女。彼女は忙しさの中を生きているが、実際身の回りに起こっていることが信じられていないの。君はまだ彼女は昔と同じで、うまくやっていこうと頑張っている女の子だと感じている。彼女はどれだけビッグになろうとも、それを当然のものとして判断したりはしないだろう。
Grace Potter & The Nocturnals Debut Daytrotter Session
Grace Potter & The Nocturnals Official Site


試聴・ダウンロード


セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. Colors
  3. Goodbye Kiss
  4. Fooling Myself



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