2011年9月12日月曜日

Folklore


Listening To The Crash Into The Sun

Sep 11, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi






僕らが時々忘れてしまうような「落ち着かない感覚」がある気がする。それは僕らの中に備わっていて、何か長い間忘れてしまっていた事なんだけど、いざ再び現れた時、僕らに強く衝撃を与える。方向が分からなくなって、長い間ずっとノルマとして定めていた事も忘れてしまう。そして僕らはこの世にある自分たちの所有物を売ったり手放したりしようと決断する。無駄な物を削ぎ落として、殆どゼロの状態に立ち返るのだ。僕らは仕事を辞め、子供たちを彼らの生活の中心である学校から引っ張り上げて、そこで出来た何十年越しの友達から自らを引き離してアラバマとか、どこか気まぐれな場所に引っ越す。とくに理由もなく。

 それはまるで心の中の「落ち着かない感覚」が全ての重要な決断を決めてしまった様で、全ての持ち物をレンタルカーに詰め始めてしまった—これだけは、とキープしたものだ。「落ち着かない感覚」が一日の有り方を、あるいはこの先何年かの有り方を決めてしまう。何故かと言うと、こいつは僕らが心に長年溜め込みすぎたヘドロにもううんざりしているからだ。そこで僕らは本当の友達は誰なんだろう?と考え始め、実際に「真の友達」を見つめなおし考える。例えどれだけ親切にしてもらっても、僕に彼らが必要なんだろうか?いて欲しいのだろうか?そして最終的な決断へ向かう所まで考え始める。ゆっくりと散らかった方法で、荷物は最小限に、可能な限り心配事もなくゴールへ向かって行く。次の日からは早く寝て、早く起きることにしようと考え始める。多分効果があるだろう。多分僕らが離れた仲間たちは自分達にとって良い人達じゃなかったかもしれない。彼らから遠ざかる事を後押しされて、そのチャンスを得た時、24時間の内で、彼らからはそんなに学ぶ事は無いなと考える。














Elf Powerのメンバーと拠点をフィラデルフィアに移したミュージシャンJimmy Hughesから成るFolkloreが“Home Church Road”という新しいレコードを製作した。そこでは、あらゆるものが普段の振る舞いと変わってしまった瞬間や、自分が昔決めた(それか鹿とか鳥とかアリさん達が決めた事かも)人生のルールが蘇って君に冷たい一撃を与える瞬間を讃えている。彼らは君がつるんでいる人間はシットヘッド(う○こ野郎)で、君は間違ったものを目標にしていると、忘れずに指図するだろう。全部間違えてやってるんだ。でも悲しいのは、もう長い間ずっとこの方法でやってきたってことだ。

Hughesは作詞家として、頭と精神の一番主張すべき所を刺激する。それらのパーツは周りから言われた方法で機能させているから、常に静かで落ち着いている。今以上に周りともうちょっとフィットすべきだと言われている。”The Party”という曲はアルバムの中で特に素晴らしく、現在の暗闇の中社会がどこに位置するかをテーマにしている。そこでは間違った崇拝者が現れて、一秒単位でまた新たな偶像が生まれている。何かに参加しようとする社会。絶対に深くは関わりたくないという希望をもちながら、闇雲に君が想像できる全てのもの(人間、場所、信仰と自己)に繋がろうとしている。Hughesは歌う。

「今、年寄りは何で若者が狂っちまったのか想像できない/そして奴らの子供たちは自分達の赤ん坊をどうすればいいかわかってない/奴らの子供たちはそれで落胆するだろう/何故かってそれは長年信じられてきた嘘だからだよ/世界が変わってないって信じさせるためのさ」

常に僕らは自分達のモヤモヤした感情や、他人の素晴らしい素質に対応したりする。ただ、ちょっとだけだけど。ちょっとだけ?それは変えなくちゃいけない。
Folklore Official Website
Folklore Debut Daytrotter Session


試聴・ダウンロード


セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. The Party(Home Church Road収録)
  3. The Birds(Home Church Road収録)
  4. Irrelevant Roads(Home Church Road収録)
  5. The Beginning(未発表)

0 件のコメント:

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...