Trombone Shorty

Whatever Spooks, Rattles Or Romps

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Jon Ashley, Translated by Teshi

Download

Trombone shortyが彼のグループThe Orleans Avenueと一緒に演奏する全ての楽曲はNew Orleansのガイドツアーみたいなもので、僕は彼らが紹介する場所に行きたいと思っている。どうも美味しい食べ物があるみたい。でもローカルフードの時を語る時、何か特別なサンプルってあるものじゃない？どうも美しい所みたいで、所々は改築作業に追われてるみたいだけど、綺麗な場所はたくさんあるみたい。そこでは美しさは簡単に手に入る。どこにいっても目の保養になる。Trombone Shorty（25歳のTroy Andrewsのステージネーム）から僕らが感じるのは、僕らが教えられたブードゥーはBayouにある街の名前と同じようなものだって事。彼の楽器から鳴らされる音は夢のような黒魔法、あるいは何か禁じられたものだったり手が届かないように感じるものだ。それは新たな言語、紫色の霧。何かこの世のものとは思えないものだ。Andrewsが吹き奏でる音色は頭から離れない魔法がある。音の中には人々が話題にするファンクとソウルが備わっているが、彼はさらに暗い沼地へと足を進め、そこで音楽の汚らしいラフな部分を掴みあげる。音楽は彼の頭の反対側と彼の悪魔のような口から出て行き、それは全て結果的に起こっている。

その音楽は何か底知れぬ力を与えられて、生命を手に入れた。そしてそこから生まれた楽曲は父親や母親が「悪魔の音楽」と呼ぶような大胆さを持っていた。もしエルヴィスが洗練されていないR&B寄りのロックンロールを鳴らしていた時の「かっこよさ」をみんなが悪魔的と言っていた時に、Shortyが音楽を作っていたら同じようにそう呼ばれていただろう。Trombone Shortyが５０年代で活動していたら、「禁止された音楽」のリストのトップに名を連ねていたことだろう。この頃、彼はまだ（熱気で）窓を曇らせることができる。そしてシートの中で跳ね回る湿気を音楽の中に持ち込み、みんなが望む形でそれを聴かせる。彼はすでにこの年で、発表した作品をもって、そして過去の偉大ある音楽を現在に伝えることでその技をマスターした。彼は彼が生まれ育った音楽に、夜中浮かびあがるアイディアをそこにつめながら、新たな生命を吹き込もうという意志をもっているようだ。何でも恐ろしい考えを、人々を混乱させるものを、彼をラフに興奮させるものを詰め込む。
Trombone Shorty Official Site
試聴・ダウンロード（月々＄２のメンバー登録が必要です）

セットリスト

1. Suburbia
2. Backatown
3. Hurricane Season
4. Where Y'at