2011年11月1日火曜日

The Echocentrics


Locked Into The Perfectly Seductive Groove

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered and mastered by Sam Patlove, Translated by Teshi

































Echocentricsの曲がかかった瞬間、君は重ねた服を脱ぎ始める。君は誰かがヒーターを点けて、しかも標準温度よりもかなり上まであげたんじゃないかと思い始める。まるで焦げそうだ。体の中の血が沸くのを感じる。以前よりも二倍以上真っ赤になって血が流れて行く。なんでそうなるんだろう?と君はすぐに疑問に思ったりはしない。でもNatalia Clavierの焼け付くような声に誰もがオーバーヒートする。蒸し暑く、意地悪で挑発的。情熱に身を任せ、君にただ感じるままを感じさせる。彼女達の曲は連続で再生されるラブシーンだ。PG-13の映画でポンっと現れるようなラブシーンで、まだテレビやよくあるケーブルテレビで流れるようなもの。感じやすく、好奇心が強い子供達の目を塞がなきゃいけなくなる。子供達は興味津々にそのシーンを見たがるけれど、実際画面の二人が何をやっているのかは分からないし、聞きたい事がたくさん出てくる。


Grupo FantasmaのAdrian Quesadaによって始動したEchocentricsは、せかせかと煙たくて心地良く色っぽいグルーヴの中へ入って行き、ずっとそこから離れずにグルーヴを更に盛り上げ、その瞬間を鳴らす。この瞬間はある素晴らしくて健康的な愛の瞬間だ。ある部分はいやらしい前戯。彼らの音楽はお互いが同意の上のカジュアルなランデブーも美しいものだと思わせる。この二人はお互い体の色んなところを触れ合わずにはいられない。"Sunshadows"に収録された楽曲は表現力に満ち、ロマンティックだ。欲しいものを手に入れるという愛の駆け引きについても触れているが、このレコードの最もスリリングで熱い所は、あたかも君がこれを愛あるセックスの最中に聴いているように感じる所だ。それはただのランダムな誘惑やチャンスが急にやってきて、ベッドの中の冒険と陶酔した夜を作り上げるわけではない。そこに間違いは何もないけれどね。でもEchocentricsは色っぽくて、悩んでいて、その夜の情事に向けてチェックインする前に「セックスの後はJeffrey Eugenidesの新しい本かSteve Jobsの伝記を読むの」と言って、ベッドの灯りを点けたままにしておくタイプに語りかける。そう、完璧な夜の前を迎える前にそんなこと考えてるのだ。
The Echocentrics Official Website

試聴・ダウンロード(月々$2のメンバー登録が必要です)

セットリスト

  1. Esclavo Y Amo
  2. It's Not Too Late
  3. Mendo Pequeno
  4. Jardim




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