2011年11月29日火曜日

The Duke Spirit


The Topplings Won't Be Televised

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Mike Gentry, Translated by Teshi
































きっとごちゃごちゃになる。そしてこれはThe Duke SpiritのリードシンガーのLiela Mossが見たかった光景とは本当に違うものだろう。でも君はこう思う。壮大な崩壊を目撃するのも彼女にとってなかなか楽しいこと何じゃないかって。彼女はきっと予期された崩壊を見て喜びを感じるのだろう。何か大きくて、でもあまり利用されていないような古いボロボロのビルの倒壊。彼女は危険地帯ギリギリの所まで近づいて、自前の折りたたみチェアと飲料を持ち込む。多分爆発の音を防ぐための耳栓も持ってきている。そして子供がサーカスに目を奪われるようにじっとビルが崩れていくのを見る。方策に従った爆発のスイッチが引かれ、かつては何にも屈することが無かった建物を、慎重に薙ぎ倒して行く。彼女はそこに座るか立つかして、手は汗ばんで、ビルがただの塵と屑に朽ち果てるのを待っている。

彼女は全てが縮小し、塵が少し落ち着いたときに歓声をあげる。立ち上がり、ついにマイクに手をとる。そしてDuke Spiritの曲をその時歌い始めるのだ。ギタリストのLuke FordとToby Butler、ドラマーのOliver BettsとベーシストMarc Sallisは彼女の興奮した状態を維持するために何をすればいいかしっかり分かっている。その高揚感とパワーは、建物が人間の力とTNT爆弾には、絶対に適うことができないと目撃したことで蓄えられたものだ。Mossは夜の雄たけびとバンパーがぶつかるうなり声に歓声をあげているようだ。間違った印象を与えないように言っておくけど、Duke Spiritは暴力的なバンドではないよ。でもそこには心の苦痛に対するダークな性癖があって、こういう問題は人をどこか味気の無いヘッドスペースに連れて行く。一度そこに入ったら中々出てこられない。Mossが夢見る衝突と堕落のほとんどは、人間の揺ぎ無い信仰から生まれるようなもの。そう、僕らがじっとして、人々が堕落していくのを見つめている感じ。建物の壁や角が爆発したらそこから何が出てくるんだろう。そして中身が彼らの足に落ちてきたら?上でよく仕事したつもりだったけど地上に戻ってきた。

Mossは歌う

「わたし、あなたとの愛は終わりに向かってるの?」

そしてそれは恐ろしい考えなどではない。ただ興味があるだけだ。彼女はこの発言によってどうなるか知りたくて仕方が無い。でもバックにはムーディーな音を鳴らすバンドがいる。彼女の後ろにいる観客達。彼女の足跡を追って、後ろからついて来る。

The Duke Spirit Official Site

試聴・ダウンロード(月々$2のメンバー登録が必要です)

セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. This Ship Was Built To Last
  3. Dog Roses
  4. The Step and the Walk
  5. Lassoo



0 件のコメント:

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...