2011年11月16日水曜日

Gun Lake


Beats Of Hearts In The Breezes And In The Trees

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Patrick Stolley


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「僕は荒々しい土地を歩いていた/君は荒々しい土地を歩いていた/そこで僕たちは自分達の姿を明確に知ることができた」

Gun LakeのリードシンガーMark Fainが適切なタイトルを付けられた"Stormy Country"という曲の乱れた最後のパートでこう歌う。この大陸の大地は長々と続く強い雨によって湿り、赤とオレンジ色の汚れた葉っぱがフジツボや新たな牽引力のように靴の裏にくっつき、その場所がこのミシガンのバンドが一番心地よいと感じる場所なのだ。僕らはミシガンの素敵な名所に行った事があるし、彼らにとってそこから身を引こうとするのがどれほど大変なことか想像もできない。それはまるで心にあてた手を振り払って、悲しく車で立ち去るような感じに違いない。君は心にあてた手がもう1マイル先まで必要だと分かっているけど、それにアクセスすることが出来ない。君の手首の終わりにある筋肉がその空いたスペース、あるいは喪失感を埋めようとするかもしれない。しかしその実体の無い悲痛は何も掴むことが出来ないし、何も埋めることができない。

Gun Lakeは物事が目の前で起きるスペースの中で活動を行う--夜の爆発を通して輝き、電力ははるか遠くから供給されている場所で、君はそこに今まで気づくことがなかった。 彼らは枝を揺さぶって新たな雨を降らす場所で活動を行う。すべての水滴が頭の上のトゲにしがみ付き、ショッキングな大きさの雨粒を落とす。そんなことが起きると、僕らは息を呑まずにはいられない。それはまるで穀物を貯めておくサイロや貯水庫の天辺に上って星に近づこうとするみたいだ。いや、それかなるべく地面の近くまで泥に体を寄せているみたいだ。その二つはそれぞれ違った感情だけれど、彼らの最新作"Balfour"では両方が作用している。この男達が自分達の心臓の音をそよ風や、自身の胸の中で耳を澄まして聴いている。そこには雨を降らす木々や、関連性が深い予知不可能な要素の中で、近親性と親交を見つけなければならないというミッションがあるみたいだ。

とにかく地面に寝転がって地面に耳をくっつけたら、そこで最も力が弱まった、かなり小さな音が聞こえてくるだろう。何千万もの足が地球の下で踏み込み、そして地球の反対側には大空が反対の方向へ手を伸ばし、違った季節の中で違った日を送っている。君を少しの間混乱させるには充分だ。しかしGun Lake(蝶の形をしたミシガンの湖から名づけられた)が同じように感じるのに必要なのは、ただ寂しげな狐達、お腹をすかせたコヨーテ達、怯えたウサギと穏やかな湖だけだ。そこは心配事をシンプルに投げ出すことが出来る場所で、痛む心もそこでは自然の美しさが生み出す愛情表現を感じることが出来る。アウトドアの驚き。どこでも好きなところに火を起こすことが出来るという考え。荒々しい大地に落ちる雷が木々を薙ぎ倒し、僕らを殺すことが出来る。そんな木々に同種の感情を抱くことができるのだ。Fainは歌う。

「まだ木が育つことが出来る場所に連れて行ってくれよ」

そして

「いや、ここ以上に最高な場所は無いし他の場所に行こうとは思わない」

と歌い、この場所で彼は大きな幸せを見つけることが出来るみたいだ。彼は今まで以上に泥が燃えてゆくのを感じ、ここから離れる必要が無いと感じている。生き続ける限り。
Gun Lake Official Site

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セットリスト



  1. Welcome to Daytrotter
  2. Really Something
  3. Trees
  4. June
  5. Stormy Country





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