2011年10月3日月曜日

Wooden Wand


Those Crippling Dark Notes That Eat

Oct 1, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi








James Jackson Toth(Wooden Wandの司令塔)は彼のすること全てと一緒に自らを真っ暗闇に放り込む。そこには、もし注意深く進まなければ首を吊るされてしまうような気味が悪い反射点(鏡)が広がっている。彼はそういう、人々が骨になって、歯が腐敗しているような場所へ向かう。眩い黄色の光を見つめ続けたせいで人々の目は血走っている。彼らを自ら作り出したもつれの中から救うことは誰にも出来ない。

何日か滞在した後の朝、泥に塗れたブーツの足跡がカーペットの至るところに残され、彼らがどうやってここに辿り着いたのかも、誰の仕業かも分からない。それらはきっと自らが招いたものだろう。もし一生懸命謎を追求したかったら、それ以外に考えられないじゃないか。いつも他の人を非難するのは馬鹿みたいな願いだ。周りにはたくさんの鏡が置かれるべきだ。そうすればこういう自分の間違えた所を見ていられるからね。

ここは君が生きたままぺロっと食べられてしまうような場所だ。Tothはこんな場所で一日のほとんどの時間を過ごす。集中力が異常に高まり、感情と無感覚が軒下に溢れているような場所だ。しかしここは殆ど秩序立っていない。何故かと言うと、本当の悪と比べたらそれも真新しいものではないからだ。Tothはこう歌う。

「俺は捏造された人間だ。自分の間違いから学ぼうとしている。」

たまにはそういう風に感じるだろうが、彼は殆どの場合誰よりも人間的だ。実際に彼以上に上の様に感じ、反応することは出来ないだろう。Tothは人々のどんな臭いも嗅ぎつけ、体中を触り、タバコの煙を彼らの目と顔に吹きつけ、煙が彼らの表面から跳ね返るのを見つめている。彼は人々の皺と毛穴に消耗させられている。彼らのエナメル質の部分や、彼の事を蜃気楼の様に見つめてくる感じに費やされている。


彼の声から時より聞こえる狂気を招いているのはそれかもしれない。彼の体の一部がいつのまにか災難を失くすのだ。彼の性格の一部が彼を特別詭弁で素晴らしい人にしている。彼がこうやって前に立ちはだかる無理難題に苦しめられ、特定の人間に自ら騙されて行くのは何とも魅力的だ。彼が

「ああ、止められないんだって?/目を泳がせるのだけは止めてくれないか」

と言うとき、僕らはきっと彼は自分に言い聞かせているんだろうなと思う。でも目のピクピクはどこにもいかない。

Wooden Wand Official Site


試聴・ダウンロード



セットリスト


  1. Welcome to Daytrotter
  2. Born Bad(Born Bad収録)
  3. Arriving(未発表)
  4. Los Angeles Manna(Second Agent収録)
  5. Oh Babe, It Ain't No Lie(未発表)




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