2011年10月20日木曜日

Lydia Loveless


New Outlaw Of An Old Nashville Lost

Oct 18, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi


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まずLydia Lovelessが1000%悪いやつだって考えたくなるだろう。つまり彼女があらゆる種類の問題を抱えていたり、自ら問題だらけの男達の輪に入っていくと信じるということだ--彼女をこんな不良に変えてしまった男達の中に。彼らは少しの間彼女をいい加減に扱い、彼女はそれに我慢しただろうけど、結局は打ちのめされてしまった。それから彼女は蘇り、もうそんな悪態を許すことはしなくなった。彼女は立ち上がり、ブーツの裏には蹴爪が装備してある。彼女の舌と目の横にも針がついている。彼女が歩くと、まるでジングルベルと二つナイフが研がれているような音を組み合わせたような音を立てる。地面の埃を立てながらドスドスと歩き、彼女に酒を挑んだら絶対に負けるような気がするだろう。まあ彼女はただのクールな21歳なんだけど。

彼女は昔から飲んでいただろうな..ずっと長い間鍛え上げられてきたはずだ。多分彼女が育ったオハイオ州の小さい街にある父親のカントリーウェスタンのホンキートンク※で。きっと若い頃からこっそり一杯やったり、すすったりしてたんだろう。その酒場で聞いた音楽の中に溢れる悲しみと一緒に飲み干していたはずだ。彼女は

「良い子でいると、心の中から腐っていくわ。」

と歌い、彼女が内側から殺されていくことに耐えられないのが分かる。だから変えようと思ったのだろう。彼女はトランプの束をシャッフルし、自分が勝てる以上のもの、耐えられるもの以上に負けないことを確認する。若くして、Lovelssはすでに女性として、ソングライターとして粋でセクシーで、尖ったパーソナリティを磨き上げた。彼女は辛辣で、もったいぶらずにあからさまにし、絶対に手加減しない。でもしっかりと正確な方法と手段でそれを歌い上げる。

彼女の残念な物語は何度も何度も彼女に起こったアホらしい事で、何かそれに文句を巻きつけないとやっていられない。それを彼女は女性らしく、礼儀正しい作法で、瞬間的に堕落を入れ込む。その物語は省略したりせずに、あらゆる擦り傷や汚れ、印や黒あざを伴わなければならない。黒あざは今に起こることかもしれないけど。"The Only Man"や"Indestructible Machine"に収録された幾つかの曲には頬に全力でビンタをされた跡が残っている。タマに蹴りも入れられている。彼女は男と女の関係をリアルに描き出す--ほとんどは全くロマンティックじゃない。彼女はこういう別れの瞬間を歌い、実際に僕らが経験しないと見られないような刺激的なインタルードを曲に与える。それらは切れ味は悪いが、ずばっと要点を述べる。こういう物語を男性ソングライターはファンシーに描いたりするが、Lovelessはまず「絶対にそんな弱虫にはならない」と君に言うだろう。彼女はストレートにそれを僕らにぶつけ、甘い痛みを僕らに残す。まるで昔Nashvilleで書かれ、演奏されていた曲と同じような感覚で。
Lydia Loveless Official Site

※Honkytonkとは安い酒場のこと。ラグタイムによるピアノ演奏という意味もある。

試聴・ダウンロード

セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. Paid(The Only Man収録)
  3. Things I Do(The Only Man収録)
  4. Back On The Bottle(The Only Man収録)
  5. More Like Them(Indestructible Maschine収録) 
  6. Always Lose(The Only Man収録)


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