2011年10月8日土曜日

Thursday


Magic In the Falling Apart

Oct 6, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered and mastered by Matt Oliver
Translated by Teshi










たまに機械になったふりをする。そう、まるで自動二輪車の様に振舞う。どんな天気であろうと信頼をおいて毎朝を始められる。外はひどく寒いかもしれない。健康を害するくらいに暑いかもしれない。大雨や大雪、雹など、空から降るものならなんでもやって来るかもしれない。僕らは鍵に反応して、各パーツにガソリンが少しずつ与えられ、燃料をラインに巡らせる。僕らは骨と筋肉、全器官や身体を快適化するものを立ち上げる。スケジュール帳やグーグルカレンダーがアラームで教えてくれるようなものも。僕らは他のみんなも自動二輪車と同じだと考えて行動する。彼らも同じように一日を立ち上げ、実際に何が生活に影響しているか考えず、注意を払わずに発動する。

New Jerseyで活動するバンド、Thursdayは整合がとれた数学とむちゃくちゃな合計値が混在する世界に僕らを連れて行く。問題が解決するという「計算」があるけれど、現実は大体それと異なって、車たちはそういう予想できない答えに苦労して対処している。時間の問題だが、結局道路脇で故障してしまう。その車(同じ製番のもの)のメタルの心臓にはストックが詰め込まれている。僕らは車がこれからもずっと調子よく動いて、ちゃんと昼か夜に与える栄養をパイプから受け取ってくれると信じている。彼らがおとなしくすれば、他の車のメタルの心臓も同じように行儀良くしてくれると信じている。それがお互いの利益になるしね。でもわからないかな。貧乏くじって大体引かれてしまうものなんだよ。
他の機械と同じように、欠陥車もたくさんある。しかし、汚くなって、整備してみないと殆ど気づかれない。彼女達と寝て、自分が彼女達のことを好きだと気づくまで。

ThursdayのリードシンガーGeoff Ricklyはあえてこういう人間の癪に障るような傾向性やお互いの周りを回っていることに気付く方法を順番に記録する。二人はお互いに接触し、スピンする。ガードレイルを突き抜けて、山の側面から転げ落ち、二人はぐちゃぐちゃのメタルと驚きに姿を変える。彼は人々がバラバラになった瞬間、故障して傷のついた所に大きな部品を寄せ集めた跡が出切た瞬間にGeoffは魔法を見出す。その傷はセミトラクターのタイヤのボロボロになった部品がインターステート(州間のハイウェイ)でみんなが後ろからついてくる所を避けて出来たみたいだ。

彼は人々がまるで一人で生きているように振舞っている瞬間や、上記のような制御の利かない車が夜明けや黄昏の中、常にそこで走り回り、あたかも傷ついたり、勝負に負けたり、故障したり、改造されたり出来ないと主張しているような瞬間に魔法を見出す。彼はこの美しい非情さ、アーチ状に急落していく所や脆い感情を言葉にし、歌にする。彼は

「君が決心すればするほど、僕から離れて行く」

と言い、そこには我慢できないほど感傷に対する寛容さがあり、そのまま全てを語らせている。このゴム靴の大きい跡が道を逸脱した車を再び反応させる。願わくば、充分に走れるほどのエネルギーで。

Thursday Official Site


試聴・ダウンロード
セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. No AnswersNo Devolucion収録)
  3. Magnets Caught In A Metal HeartNo Devolucion収録)
  4. Turnpike Divides(No Devolucion収録)

0 件のコメント:

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...