2011年10月31日月曜日

James McMurtry



The Sentence Of A Life

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Matt Oliver, Mastered by Sam Patlove, Translated by Teshi






























僕らは時は早く過ぎ去ると信じたり、人に言ったりしたがる傾向があるし、時にそれが全くの事実になる日がある。そうじゃない日もある--人生の大半がそんな感じだけれど。僕らはどうもとても素晴らしい日常の中を飛び抜けているみたいで、肩越しに空に浮かぶ赤と黒のもやもやが急スピードで僕らから離れて行くのを見る。落ち行く空の中へ、永遠に帰ってこないもの全てと一緒に消えてゆく。僕らは怠惰を感じ、人生の長さをまるで刑罰のように感じている。それはまるで僕らが不公平にも無実の罪で罰せられているみたいだ。僕らはここから出ることができないし、脱出することもできない。さらに言えば、そんなに簡単に出来るようなことじゃない。途中で止められるし、数え切れないほど声をかけられる。まるで午前2時に何時間も渋滞したテキサスのハイウェイから抜け出せないみたいで、自分の時間が、居眠りのトラック野郎が何マイル先で居眠りしていて、後ろに積んでいた牛が何匹も路上に広がったせいで奪われたなど気付かずにいるようだ。この物語の全てのパートは(僕ら全員にとって)「僕と私」の物語に適用している。何故かと言うと、僕らの時間が無駄に使われ、時が何を費やしたか、何を楽しんだか、何を失ったかという激しい支離滅裂と魅力的なつながりが実際どう感じるのか理解する瞬間を感じることが出来るからだ。

AustingのシンガーソングライターJames McMurtryは時が僕らにどのような影響を与えるか、僕らがどのように時と接しているかを描き上げる達人である。"No More Buffalo"のような曲で彼が自身の言葉を捉える方法と彼が与えるガイダンスは、僕らは何かちっぽけな事を信じ、それでもそういうちっぽけな事が僕らを葬ることになるのだと信じている人間に耳を澄ましているのだと感じさせる。僕らはそれに生かされ、呪われ、その輝きに惚れ、ちっぽけな事のかなりの無意味さに惹かれていいる。まあ結局全部それに帰属しちゃうんだけど。

時々僕らは物事の中の自分の居場所を忘れてしまう。僕らはたとえどれほど難しい試練であったとしても、毎日の日課がどれほど簡単なのか忘れてしまう。外にはたくさんの人がいて、人生のうちにどれほど見たことがない田舎があるのか、どれほど決して見る事が出来ないのか忘れてしまう。ここに挙げた事は全てMcMurtryが書く物語で起こる事だ。

彼の物語は終わることない物事の関連性とさらに終わることない捜索について歌っていて、それはまるで今この瞬間全てを決定する方法なんて絶対にないと言っているようだ。僕らはまだまだ何者でもないし、何も解決できない。それが出来るのはまだ何年も先だ。周りで物事が砕けていくのを見つめることはできる。恋愛、身体、家族、そして人生が。それでも、ちょっとぐらいはそこで何かやってみようと思う。何故かと言うと、McMurtryが彼の歌唱スタイルでまさにこのことを歌うとき、「これは君が知っている今までで一番長い道だよ」と暗示しているからだ。そう、この道は君が進む今までで一番長い道で、まるで永遠の様に感じるはずだよ。
James McMurtry Official Site

セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. Down Across The Delware
  3. We Can't Make It Here
  4. No More Buffalo
  5. Peter Pan



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