2011年7月13日水曜日

Seryn


Blissful In Our Distractions

Jul 12, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi



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僕は今ガラスの間違った反対側にいる。それは僕の問題だし、他の人は関係ない。でも分かったのは、僕だけじゃなくて結構たくさんの人が窓ガラスの反対側から世界を見ていて、正しい側に行くのは簡単ではないと言う事。少なくとも、今の所は。やらなければならないことはあるけれど、窓の外から見えるものが僕の気力をすり減らす。僕は田舎者じゃないし、根っからの都会っ子だ。しかし、この郊外の巨大な田舎の駐車場にはたくさんの木がまっすぐ配置されている。天蓋には真っ青な空が広がり、街を包み込む雲がまるで何千もの感謝祭ディナーを食い尽くしたかのようにのっそり進んでくる。そこにエアコンは効いてないし、それは僕にとって都合がいいことだ。夏だし、汗かいてないとおかしいだろ?心地よいものじゃないけれど、僕らは汗で輝いて塩っぽくなる。しつこい風が透明な軌道に乗って木を前後に動かしている。まるで蚊の大群を何十もの枝を使って追い払っているようだ。松の木だけは風に耐えて地に根を張っているけれど、他の木は思いっきりやられている。もしこのガラスが塵や、駐車場、レストランや車に形を変えて、全てを元の素材に還元出来れば...岩や水、木、化学薬品とメタル、そして全てが有るべき場所へ戻れば...平静な状態で、そこに残されたのは木と、僕たちと、風がびゅうびゅう吹く駐車場。ここがテキサスのDentonから来たSerynが導く場所だ。僕らは一緒に座って、沈黙の中暑い日没と暖かい夜明けを舞台の照明のように体に浴びる。知らぬ間に肌はベトベトになり、ほんの数時間だとしても、一緒にちょっとだけ年を取ったのだと気づく。みんなが一緒に、風がゆらゆら気持ち良い空っぽの夜を過ごしたのだと気づく。楽曲の豊かなアレンジと感情に富む魅惑的なアクセントが僕らを先が開かれた考慮深い思想へ導く。ドラマチックで馬鹿らしい争いや日々の重荷から身を引き離す事が出来るのだ。僕らの肩はいつも100万ポンドの重りを背負っているように重く感じるけれど、バンドのデビューアルバム"This Is Where We Are"を聞くと、違う世界へ行くチャンスを与えられる。自分がどこに存在するのかわからなくなり、それを感謝する事が出来る。あの風がやってくる場所へ行く事ができるかもしれない。どこか普通だったら行けない場所へ行くチャンスだ。
Seryn Official Site

試聴・ダウンロード

セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. River Song(This Is Where We Are収録)
  3. Beach Song(This Is Where We Are収録)
  4. So Within(This Is Where We Are収録)
  5. On My Knees(This Is Where We Are収録)





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