2011年7月11日月曜日

Larkin Grimm


Where Black Magic Meet Sound

Jul 10, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi

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Larking Grimmの"Mina Minou"という曲の始まりに鳴るあの音。最後までずっと鳴っているあの音は、頑丈な男が一世紀以上生きた有名で巨大な木をノコギリで薙ぎ倒す風景を思い起こさせる。誰も買わない新しい家を建てるためだけに切り倒されてしまった。まるで雄叫びのようで、こすれた声の中には生命の死が聞こえる。ロブスターが沸騰した湯で茹でられるように、木が泣いている。Grimmと彼女の奇妙なジプシー仲間が猫なで声を加えているが、あのノコギリの音が全てを恐ろしいものに変えている。この不気味な曲は僕らの不安な感情を刺激し、優しいミュージシャンたちの魂は魔法を作り出しているようだ。呪文と薬を使い、黒魔術を暇つぶし以上のものにしてしまおうか考えている。職業にしてもいいかもしれない。魔法からは炎が立ち、彼らを宥め、燃え上がる薪から新しい何かを作りだそうとしている。彼らを熱くさせ、柔らかい肌にキスをし、跡を残すような、何かを。この曲は、Grimmの曲ほとんどにそれが言えるのだが、相反するものを描き出している。メンフィス、テネシー生まれの彼女はアートに溢れ、彼女の芸術家としての全てを捉える事は出来ないように思える。彼女は僕らに一緒に歌わせる。「君の体は死んだ/ほとんど使えなくなった/でも君の脳は生き続ける/君の体は死んでいるけど、脳は生き続ける/朝には埋めてしまおう」何度も何度も繰り返し、まるで頭を切り開かれた気分になる。僕らは新しい人間に生まれ変わったみたいだ。木の泣き声が聞こえる。ロブスターの叫びが聞こえ、猫が部屋のまわりをぐるぐる巡回している。
Larkin Grimm Official Site

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セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. My Justine (Parplar収録)
  3. Durge (Parplar収録)
  4. Ride that Clone (Parplar収録)
  5. Mina Minou (Parplar収録)

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