2011年7月4日月曜日

Emily Lacy


The Threadbare, The Hunger Pangs And Her

Jul 3, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi




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Emily Lacyの毎日はラフに違いない。彼女の表情を見れば日々の辛さがわかる。色んな事や人々に呆れて、息が苦しくなっている。彼らの欺瞞に満ちた性格とか、いやらしい目つきで彼女をみたり露骨に迫ってきたり。彼女の歌い方はドラマティック(望んでいるわけではないけど)で、毎日の厄介な出来事を歌っている。彼女は蛇に噛まれても、毒を抜き出そうとしない。痛みを抑えるなんの治癒も求めず、苦しみに耐えようとするのだ。「痛みを少なくさせる物なんか無い」と解決策を信じない。実は薬は近くにあって(副作用はわからないけど)彼女を落ち着かせている。それを避ける事は出来ない。Lacyは現在LAに住み、アーティストとして苦労し、他の色々な事にも苦労している。しかし、感情の流れや、隠れた哲学的なジレンマや内面の声で世界の気が抜けた状況と対峙している。

彼女のアルバム"Makeshift Medallions"収録曲の中で彼女は借金取りに対する恐れを歌っている。「最近の私、数字が頭の中から離れない/最近の私、泣いてばっかり」腐った数字と乾いた涙は流さずに彼女の中に隠している。泣き虫な女の子にしてはタフすぎるからだ。彼女はどうもこういう意地悪な事情に立ち向かう運命にあるようだ。彼女はまるでBjorkやKimya Dawsonのように、まるで空腹や貧乏(これから抜け出せないにも関わらず)に負けない力強い声を聞かせてくれる。違う本を読んでたり意味を間違って捉えてると思われても関係ないし、彼女は気にしない。

彼女の単調で早口にまくしたてる"I Have No Interest"を聞いてもらえば分かるだろう。彼女は自分自身をこう表現する。「地元の大学でスピーチ出来るような賢い女の子じゃない。ウォール街で稼げるようなアイディアも無い。投資をやめる事に決めたの。愛とフォークミュージックに全てを捧げるわ。あちこちにいる特別な誰かのために、人々の間にあふれる花のために、笑い声、ストーリーテラー、私が手に入れられるもの全てに捧げるわ。小さい世界に閉じこもって、それに取り憑かれるのは危険よ。「間違うこと」は昔と一緒で良い意味が無い。あの強制収容所を過ごしたような目は濡れているわね。施設の中の皆が手を伸ばす私を見上げてくる。あなたに会うために、ハロー。」これで彼女の事が分かっただろう。でもLacyの方に、言葉と打ち砕かれた感情は絶え間なくやってくるのだ。衰える事無く。
Emily Lacy Official Site

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セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. Sugar In The Gourd (Songs From The Wandering収録)
  3. Where Can I Get(未発表)
  4. There You Were(Armor収録)
  5. Oh Freedom(未発表)





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