2011年7月7日木曜日

Sean Rowe


Train Cars Banging Out The Melody Of The End

Jul 6, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording by Mike Gentry
Translated by Teshi


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もし今後そうなってしまうなら、変わりゆく世界は元に戻すことができない。前の世界が病的で恐ろしい雰囲気に移り変わり、「変わるならちゃんと警告しておいてくれればいいのに。カウントダウンとかさ。」と思う。もしいろんな厄介事がこの先起こるなら、解決には先の見通しと死刑執行の計画を大量に考えなければならない。ゲームをやるチャンスと遂行は与えられるはずだから。それってけっこう楽しそうじゃない?全てがフッと消えてしまう前にきっと最後の歓喜の声があがるだろう。このアポカリプスの裏をかいたり、偶然の事故と運で安全地帯に逃げ込むラッキーな奴らもいる。不毛の土地や、天然痘のように廃れた草原、癌のような地獄の穴の中のような場所で食べ物を漁っている間、彼らは集団行動してお互いを不憫に思うことが出来る。僕が最初にするのは、食料を出来るだけ持って、家族を車の中に詰め込み、シンガーソングライターのSean Roweを一緒に連れて行く。

彼がここからあまり遠くにいないといいんだけど。そうすればこの傷ついた場所−−−正直言えば、僕らのせいでこうなった−−−から逃げ出すのにあまり時間をかけずに済むから。もし誰にも触れられていない最善の場所、まだ生き物が歩き回り、土からは栄養が豊富な野菜が生え、忘れ去られたカタコンベ※のような場所を見つける事ができたら...。Roweを連れて行くのは、彼が僕らの萎んで平らな魂(もう消えているかもしれない魂)に元気を与えてくれるからだ。僕たちが救ったギターを持たせて、彼を角に座らせて、歌ってくれと頼む。いや、僕らがこれ以上怖がらないようにずっと話をするように頼むかもしれない。彼の話は子供達を泣かせたり、混乱させたりする。でもチビ達は世界の崩壊を理解しているし、もう大人になるように前から言われているから多分大丈夫だろう。

Roweは、彼の声のせいで、鉄床(かなとこ)や、列車の連結部分の前後ろがエンジンが急に止まってぶつかる時のような音に聞こえる。まるで全能の神ゼウスが僕らにメッセージを与えているような感じだ。彼の話す物語は善悪に満ちている。魂や、人間関係のほとんど気づかれない苦労を語るのだ。彼らは永遠に苦労して、ほとんど解決出来ずに狂気に走る。"American"という曲で彼はこう歌う。「そう彼女は科学を信じている/彼女は肌を変え/彼は宗教から離れ、罪を洗い流した/彼らはフランスで結婚した。あそこのほうが都合がいいから/子供達はみんな車道や芝の中で育って狩猟者は工場で秘密を隠している/子供達は腹をすかせて/世界中の穴を食べている」彼が作り出す世界は、まるでダニやフケのように皮膚から君を脅かす世界とあまりかわらない。Roweは率直に真実と向き合う。謎の火の中へ飛び込むときは、彼と一緒にいてほしい。
Sean Rowe Official Site

※カタコンベはキリスト教徒の避難所となった場所、あるいは地下墓地という意味。
※鉄床(かなとこ)はこれ


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セットリスト
  1. Welcome To Daytrotter
  2. Surprise(Magic収録)
  3. Night(Magic収録)
  4. America(Magic収録)
  5. Mother(未発表)
  6. Cult(未発表)
  7. Old Back Dodge(Magic収録)

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