2011年7月31日日曜日

気ままに訳詞1

PJ Harvey
"Last Living Rose"

















畜生、ヨーロッパ人め
私をあの美しい故郷(イギリス)に帰してよ
あの灰色でしけった
汚れた時代と、くたくたになった本

そして霧が山の背中を
あの墓場と死んだ船長達の魂を包み込む
酔っ払いが奏でるビートに合わせて
あの臭い小道を歩かせてよ

きらきら輝くテムス川をさっさと通り越す
まるで金が即座に売り飛ばされてしまったように
意味もなく
意味もなく 

川に夜が訪れる所をまた見たいの
月が昇り、銀のように水が輝きだす
雲が動いて
海がきらめく
生け垣が最後のバラを
ぶるぶる振るわせる

※Rose(バラ)はイギリス人の事を表します。Hedge(生け垣)は障害、障壁というネガティブな意味を含むと思われます。
The Last Living Roseは直訳すると「生息する最後の生きたバラという」意味です。
これらを考えるとまた違った解釈の仕方が出来るかもしれませんね。
この曲が収録された"Let England Shake"というアルバムには第一次世界大戦でイギリスが受けた被害や葛藤が多く描き出されています。歴史的背景と照らし合わせるともっと考えが深まるかも知れないです。

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