2011年6月1日水曜日

Porcelain Raft ライブセッション


今回はDaytrotterというUSのインディーロックサイトから翻訳をお届け。このサイトはアーティストのライブセッションを無料で提供している数少ないサイトです。音源のリンクの貼り方がわからないのでダウンロードと視聴はリンク先からどうぞ。


Feeling out the unwanted guest
May 31, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Will Krienke
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi


雄大でロマンティックな崩壊の中、そこには痛ましい安らぎが時にある。自分を支えているものが崩れた時、君が昔愛していた人の顔を見つめられる時、未検出なもの、そして君の目には骨から溶けていく肌と笑い皺が映る。それらは君が長い間そこにあると思っても見なかった砂のような汚らしい人間の本質というものをさらけ出すのである。君が吐きたくなる瞬間の一つのようだ。無意識にだまされた時の反応、裸で、誰からも望まれず、水の中へボートの後ろから放り出された感じ。その痛みの雪崩が過ぎ去った時、ほとんどの場合結構すぐに、自分が願っていたより年を取って賢くなったなあと思わせる、死と嘆きの時期に沈み込む。しかしそれは全て同じ出来事のように起こり、故に君を一つの場所へ困難を切り抜けさせてくれるのだ。太陽を支える青い空、全ての鳥達、暖かいエアバルーンがある誰でも嘔吐が出来るような場所。君がちょうど抜け出したあらゆる絶望や詐偽にも関わらず、突然、或は解決にひどく長い時間をかけずに「ああ、こんな狂気の中生きなくても乗り越える事ができるんだ。」「去ったあいつと過ごした輝かしい瞬間に喜びを感じる。」と、まるでこんな風に感じる。Porcelain RaftのMauro Remiddiは英国人だが、多くの時間をNYCで過ごしている。彼はハネムーンでのブルーな気持ちや、まだ痛く生々しい傷口を舐めてその中に安らぎを見つけたりする感覚を熟練した方法で表現する。彼は僕らを音楽にのめり込ませるため、「うん、これは終わったしだれも否定してない。でも多分これはただの始まりなのかもしれない」というような感覚を覚えさせる。この恋の陥落の感情に何故だか美しい恋愛の始まりを感じる。怒りと痛撃が静まったかのように優しい感じで、物語の主人公をもやもやした明瞭さに導くことになるのだ(意味通じてるかな?)。曲はみんながまだ続けられると考えられるように、ラフな継ぎ当ての真ん中の部分からスタートする感じで、アイディアはまだ親しみやすく、何も汚らわしくなりすぎていない。...にもかかわらず、みんなこれが思い違いであると察する。しかし、その時にはみんな疲れすぎてもう何も考えられなくなる。"Back Words"の男はまさにそんな感じだ。彼はまるで内蔵と心臓を引っ張り出されたような様に聞こえるが、彼はそこに座って、自分の傷に圧迫をかけている。もし一人の冷酷な男に死に近づいているのならば、必要以上に彼を殺したくはないと思っている。彼は愛の方法を理解している。同じようにそれが全くなにか分かっていないということを理解している。耐えられない終末に対して準備できるものはなにもないということも。曲の最初、彼は苦くこう歌う、「君に一度も言わなかったかもしれない。家から逃げてくるのは難しい事じゃないんだよ。まあ、最低君にはそれを見せてあげたね。君が良いホテルに泊まれているといいな。部屋でトランプしたりしてさ。君の事かまってくれる誰かと。」みんなうまくやってるといいなと願っているのか、彼女は彼が彼女に願っていた何かを得る事ができなかったのか(そんなの幸せじゃないよね)。そして彼の悲しい記憶は蘇り、自分がした事を思い出す。「僕が一番愛しているみんなにでんわした。誰も知る必要が無い秘密を教えたんだ。君から何かを奪ったのは僕じゃないよ。」と歌う。彼は裏切りを対処するのは難しいと知る。しかし、彼らはそれを乗り越えた。鞄を下に置いて、靴を脱ぎ、望まれない訪問者を迎え入れるのがどんな気持ちか知る事になるのだ。


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