The Body Knows What It Needs
Jun 25, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
"Deaf Comes To Everyone(難聴はみんなに訪れる)”はBen Godfreyとバンドの最新アルバムに収録されている曲で、最初は彼が間違っている事をいっているように聞こえる。彼はタイトルをそのまま歌うのだが、君はきっと彼が死について歌っているに違いないと思うだろう※。ある意味それは間違っていないが、もっと目の前にある状況や周りの人に依存している人たちが閉塞する様子をテーマにしている。みんな孤独を選ぶ事はあるはずだ。大体は一人になる事を好んだりすることが多い。心配事は少ないし、お金も節約できるし、夜パーティーや飲み会なんかで起きている必要もあまりない。まわりにあるいろんな物事、口、顔、目なんかに対するアンビバレンスがそんな時、一番有効な防衛機能かもしれないが、やはりそれは相応の孤独を伴う。自己の解放や権力を不可能にする解決方法が必要になる。そこには必然性が存在する。まるで、木が雨を予期して根っこを乗り出し、栄養を受け取る準備をするように。雨が来ないと根っこは変に伸びたままだが、これから湿気を含んだものを捉えるためには的確なポーズなのだ。色んな方法で水を得ることができる。必要であれば、姿を変えて不格好にもなる。
泣きっ面に蜂が来るようであれば、たとえ人間でも同じような行動をとることがある。GoldfreyはListen!Listen!でそれを実践しているようである。暗いフォークソングが自分の場所を求める感覚を模索しているのだ。彼は「体は何が必要か分かってる」と歌い、その必要な栄養を探しに出て行く。ある人は走り続けることでそれを手に入れ、またある人は必要以上に摂り過ぎる。どちらにしろ、それが複雑な状況へ君を追いやる事になるかもしれない。彼は臆病な言葉で臆病な人々について歌う。まるでJeff MangumやPhosphorescentのMatthew Houckのように脆弱な歌詞を書くのだ。まあ、この二人が弱々しく聞こえない反面、Godfreyは地獄を見ているように聞こえるのだけれど。Goldreyはくずの中から肉を見つけるように全体の楽曲やアルバムを、困難を切り抜ける天賦の才能ともっと上を求め続ける意志で作りあげた。もっともっと手に入れられるものがあるはずだ。もっと感じる事ができて、与える事が出来るはずだ。そしてそういうものは、本質的に悪いはずが無いのだ。
※本来、Deaf(難聴)ではなく、Death(死)で使われる表現です。発音も似ていますし、それを狙ったんでしょう。
Listen!Listen! Official Site
Listen! Listen! Campband Page
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- Watchman Tell Me (Part I) (Hymns From Rodesia収録)
- Funeral Dirge:Burial Service (Hymns From Rodesia収録)
- Shall We Meet Beyond the River? (Hymns From Rodesia収録)
- I Will Be Mean (未発表)
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