2011年6月23日木曜日

Laura Stevenson and the Cans

The Rounds Of Life, With A Splash Of Frolic

Jun 22, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi

Download


Laura Stevensonは人生で何回か恐ろしい事に直面したような声をしている。誰かに持ち物を直接ひったくられたような声。深く愛していた誰かが突然消えてしまったか、さらにひどく、彼女から歩き去った所を目撃したような声。彼女は彼らの動いた所や、地面に転ぶ所、何回か肩越しに振り返る所を引き返す事が出来る。彼女はずっと彼らが去って行く所を見ているけど、彼らの決断は変わらない。彼女は普通の人より何回か葬式に参加したことがあるような人の声をしている。思っているよりもたくさん、必要以上に参加している。簡単な葬式は無かった。臨終の顔をみて、生きている事がどれだけ特別か感謝しているようだ。こういうことに参加して、いろんな事に我慢して、こまごました事を片付けることがどれほど大切か感じている。

"Sit Resist"という曲はこんな状況について歌っていているのだが、アルバムがこの題材をテーマにしているのはこの曲だけじゃない。Stevensonは「私が健康な方なのってキツい」と歌い、自分が愛した人々を土葬する難しさを並べていく。この歌で一番衝撃的なのは、変に陽気に聞こえる所だ。まるで日曜日のドライブみたいにウキウキしている。歌の中で死んで行く人たちは病気に苦しんでいるのだが、致命的なものじゃないし、多分そうじゃないんだろう。メンタルや精神的な物が彼らを死に向かわせ、棺桶や死人への賛辞を意味しているわけではない。そこには熱を出した母親がいて、彼女を置いて去ろうとしている父親がいる。そこに不徳を感じる事ができるし、死がシンボルのように描かれていて、そこに、狂っているのは自分だけじゃないという感覚(あるいは認識)があるのだ。どうすることもできないし、たとえ元気な状態であったとしても孤独で痛々しい。良心的で賢い少年が小さい風船で出来たブーケを大きい公園で買って、それが突然風に飛ばされてしまった、そんなシーンとともに演奏されるような曲だ。小さい悲劇だけれど、けっこう面白くて可愛らしい出来事だろう?

Laura Stevenson and the Cans Official Site

試聴・ダウンロード

セットリスト
1 The Healthy One (Sit Resist収録)
2 A Shine to It (A Record収録)
3 Caretaker (Sit Resist収録)
4 I See Dark(Sit Resist収録)

0 件のコメント:

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...