Standing, Exposed And Shivering, Forever
Jun 28, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
田舎道を上がって行って、ミネソタまでThe Pinesのアイオワで育ったDavid HuckfeltとBenson Ramseyの住む町へ行く。二つはかなり違う土地だ。ミネポリスは未だに都市の中心だが、毎年同じように冬は来るしその度に見捨てられた気分になる。また皮膚が厚くなる。もう少し時間をかけて、Twin Citiesの北の方向へDuluthとボブ・ディランが育った神聖なスペリオル湖の岸に向けて向かうと、更に違った雰囲気が流れている。もし死んでしまっても何週間も死体が見つけられないような所だ。誰も住んでないと、人を捜すのにも骨が折れる。僕らは今年の春そこに一晩だけ一泊して、まぁそういった所だから、得体の知れない所で迷子になった。地図も、携帯も、GPSも持っていたのに、もうここで死んでしまうかと思った。車は帰りの砂利道でガス切れして、底の知れない場所へ僕らを導いていった。真夜中に無人で、明かりは無し。動物もいなければ人の気配もない。救いは無く、ただのゾクゾクした恐怖がそこにあった。泥んこの道と狂人の町に向かっているかもしれないという感覚。ここでくたびれて、たとえ気温が下がって肉がまずくなっても、オオカミや野犬の餌は喜んで僕らを餌にするだろう。
その日は湖にたどり着く事が出来なかったけど、怪しい野犬はたくさん目にした。まるで悪い奴らと一緒に暮らしを共にして、悪行を手伝って逃げてきたような犬だった。きっとその日の湖は大雨を受け入れて満水でぐちゃぐちゃになってるんじゃないかって感じがした。けれど、土手は溶けて行く雪の塊で持ち上げられていて、まるで(湖は)ストレスを感じているみたいだった。こんな日は外に出ない方がいい。こんな日は家の中で暖かいお茶を飲んで外を見つめているのが良いのだ。こんな日にThe Pinesの曲が書かれるのだ。
こんな日をHuckfeltとRamseyは待ちわびていたのかもしれない−−−自分たちのために。自分たちがどれだけ堅固で複雑な人間なのか確かめる事が出来たかもしれない。全ての景色に何か憧れが隠れている。最初は感動的で広がりがあるイメージを持つが、その後強気で邪悪になって僕らに迫ってくる。まるで僕らみたいな人間をどう対処すればいいか分かっているように。Pinesの曲を聞くとこういった感情が思い浮かんでくる。そこには愛があって、思ってもみなかった所に同情心があって、でも裏にはダークな考えが渦巻いている。彼らは「僕らはあらわになって、夜明けの牧草の中で震えている」と歌い、この一行はどんな物語にも適さないように聞こえるけれど、彼らが歌い続け僕らの存在をついに見つけた時、その台詞が人生のどんな瞬間にもフィットするようになる。
The Pines Official Site
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- Pray Tell (Tremolo収録)
- Railroad Man (未発表)
- Pale White Horse (The Pines収録)
- Throw Me in the River (Sparrows in the Bell収録)
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