2011年6月27日月曜日

Sleeping In The Aviary

Close-Up Of Exploding Lust

Jun 26, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi

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たくさんの鳥と一緒に寝るとどんな効果があるのかはよく分からないけれど、でも羽毛があるところで寝るのはそんなに悪いアイディアじゃないよね。疲れきってたらそんなのもありだって思っちゃう。実際の飼鳥園はミネポリスから来たポップで軽快なバンドSleeping in The Aviary(飼鳥園の中で寝る)が最新作"Great Vacation!"で連れて行ってくれる場所とは相当違う。まるで、Jacques CousteauやNeil ArmstrongやThe Grizzly Manをくっつけたような夢の世界の中へ入って行ける。本心のままに、行きたい所へいけるのだ。Sleeping In The Aviaryが描く世界は星の中で、魚や野生の七面鳥と一緒にいる。新しい情熱が満たされるような場所を表現している。歌詞は賢く、ふわふわしていて、気まぐれで言葉数が多い。僕らの生活には直接語りかけてこないけれど、歪んだ愛の物語を風変わりな状況で組み立てて行く。一曲、宇宙で繰り広げられるラブストーリーがあって、僕らは辿り着く事が出来ない(重力はあるかもしれないけど)。曲の中にいるバカップルは普通の恋愛物語にフィットしようと方法を探していて、まるで勉強や試験に追われてうまくコントロールできない、高校生や大学生のコントロールできない熱い恋愛物語のように聞こえる※。

リードシンガーのElliott Kozelはこう歌う。「火星でキスできるなら、星を観察する必要ないだろ?」きっと相手が唇を開いてくれないんだね。初期のOf Montrealを思い起こさせる別の曲では、海が舞台になったラブストーリーで、多分人魚がリードを歌っている設定だ。驚くほど独創的な方法で心の琴線を見つけ出して、休みなくそこを突っついてくる。愛の感覚に溺れてしまった男が歌う「愛の疲労」の歌だ。"Y.M.C.A.(No Not That One)"が前述の曲である。ストリングスが響いた時、きっとそれが人魚が助けにきてくれる合図なんだと思う。尾びれと酸素マスクの中、Kozelはこう歌う。「CPRを教えてくれ/僕のびしょ濡れの心を乾かしてよ...いちゃついてるタツノオトシゴよりも早く泳いだんだ/海が僕のつま先を舐めた/服も脱げてしまった/彼女の頭が太陽を覆い隠した/唇をすぼめて、下を向いて僕の口から毒を抜き出してくれたんだ。」Sleeping In The Aviaryの曲それぞれにあからさまな感情の爆発とコントロールできない衝動が描かれている。愛を理解し深く考えるだけで十分だ。もし主人公達が実際にそれを手に入れてしまったら---どこかファンタジーの世界で---彼がそれにどうやって対処するか分かったもんじゃないからだ。かなり面倒くさい状況に陥るかもしれないし。たくさんの良心的な男と女を死に追いやった、人を脆弱にする荒々しいセンセーションの性質を理解する最初の経験を、彼らは奏でてくれる。

Sleeping In The Aviary Official Site

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セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. Blacked-Out Fun (Great Vacation!収録)
  3. You Don't Have To Dry (Great Vacation!収録)
  4. Weightlessly In Love (Great Vacation!収録)
  5. The Tallest Tree In The World(未発表)


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