2011年7月1日金曜日

The Sundelles


Wanting To Sleep And Sleep And Sleep Away The World

Jun 30, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi

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The Sundellesのフルデビューアルバム"Georgia Swan”に収録されている曲の大半は一つの確かなメッセージを伝えている。多分「ひどい時代だけど、僕らは若いから寝て忘れよう。これは僕が難しい事を考えすぎて流されないように頑張っているアルバムだよ。けっこう気分を害されて、惨めになってるんだよね。このレコードにこんな要素を加えなきゃならないのは。」って感じだろう。何かを言い換えているのかもしれないし、こういうひねくれた感情を垂れ流すガレージロックの答えかもしれない。いや、実際何も気にしてないのかもしれない。きっと、気にしてるんだけど、その素振りをみせたくないのかも。そこには若さから生まれる不満があるはずだ。不機嫌な青年が周りにいて、そういう奴がいないと、みんなは君の事をラッキーな奴だなと言い、君は自分の事をパーティーで話題を作れないようなつまらない人間なんだと思う。きっと君は仕事や家賃、友達、恋人、奨学金の返済なんかの不平を言っているんだろう。そうじゃないと生きてる気がしない。自分の持っている物を売りながら生きる事を本気で考えて、こんなクソみたいな所から出て行こうとしている。行けよ、どこか自分探しを強要させるような場所へ。そして暴動やくそったれな生活に無関心な恩知らずの社会へ帰ってこればいい。君はもっと簡単で静かな生き方を考えるだろう。お金も着るものも無く都会に生き、財政的な稼ぎなんか気にしないような人生。それはリラックスした、友達とお酒に囲まれた生活で、ギリギリだけれど彼らなりに楽しんでいる。

Sundellesのリードシンガー、Sam Sundosは自分の一番心地よい場所をさらけ出すことを恐れていない。そう、彼の自分の家だ。ひどい事や失敗から身を閉め出すことが出来る場所。バンドの曲を聴くと、彼が過ぎ去った時間を大切にしていると感じる。そんな様々な事が曲の中で起こる。彼の暗い古傷が彼を支配する事ができないという意味であればうまくいくだろう。彼はまるで西海岸の怠け者みたいに聞こえる。サーファーで、汚い家で一人暮らしか海辺の近くのバンガローで住んでいて、布団にくるまって、靴の中に砂が入っているような場所に住んでる男のようだ(もう砂は素足にくっついているかも)。彼は昼に寝る。明るい時に起きて家賃や食料費を稼ぐため仕事するのが大嫌いだ。生活のために自分のやりたくない事−−−他の人に命令されて、生きるためにする事−−−をやらなければならない不幸な現実に対する率直な反抗である。The Sundellesは喜んでそんな操り人形みたいな人たちの糸を切って、日没に向かわせるだろう。ふらふらした木製の足で頑張っている。多分彼らはそんな遠くに行けないだろう。玄関で靴やコートや鍵やうっとうしいもの全部投げ捨てて、ソファーでテレビを見たり軽い睡眠をとる。これが彼らの独特のヒロイズムで、社会のくだらないものから逃げたり、避けたりしている。物に耽る時は寝るのが一番だ。

Sundelles Official Site
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セットリスト

  1. Welcome To Daytrotter
  2. In My Dreams (Georgia Swan収録)
  3. Can't Win (Georgia Swan収録)
  4. Gold (Georgia Swan収録)
  5. Kiss The Coast, Kiss The Coast (Georgia Swan収録)
  6. Dead Youth (Georgia Swan収録)






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