All Of The Lovely Transgressions
Jul 28, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
あの女の子はあれをやってる。あの男の子はあれをやっている。あいつはやり方まちがえてるし、他の奴らは騙されていることさえ気づいてない。失礼な態度が溢れかえっていて、最終的にはクソみたいなことが起こってると気づく。でも考えてみると、そんなことは日常茶飯事だ。トロントからきたZeusというバンドはデビューフルアルバム"Say Us"でこういう所に頭を突っ込んだらしい。横獲られた愛とか、計算され、利用された愛、そして侮辱を和らげようとする事。僕達はいつもいろんなタブーや罪に我慢しなくてはならない。それか孤独で寂しい人間になるしかないのだ。"Say Us"では他のどんなレコードより、「完璧に近い人間なんていない」事を証明してみせ、「そして、未完成の人間達はお互いを必要としている」と教えている。みんなあちらこちらで裏切って何の教訓も得ることが出来ずに、秘密として隠してしまう。何を隠して、どれだけ真実として伝えればいいのか、それが問題になる。結局、苦しみの窮地には本物の愛があるかもしれない。でも君は愛に幻滅して気持ちが消えかかっている。もう何も良い所を探すことが出来ない。それでも愛は生かされている。その汚れた小さな心はまだ鼓動を打ち続け、救命機器に取り付けられエネルギーを供給されている。心が腐った女達がこのアルバムの中にたくさん現れる。彼女達はカナダの吟遊詩人Jason Collettのバックバンド(時々Bahamasのサポートもする)として活動するこの四人組によって作られた。でも男達はお互い様!とでも言うように浮気を仕返したりする。女達は男達をお腹が痛くなるような気分にさせるよね。だから彼らはやり返そうと考え始めちゃうんだ。ChinaskiがBukowskiの酔っ払い愛の仕返しポエムを歌にしようとしているのと同じように。"The River By The Garden"で登場する男は「毎朝心は打ち砕かれて、泣くのも疲れちゃったよ」と歌い、浮気中の彼女がどれほど彼を傷つければ気が納まるのかを考え、代わりにどうすれば彼女を傷つけることが出来るか頭ではずっと考えている。彼女は彼の計らいなんて気づいてもいない。Zeusはベッドルームで仕上げ、バーで語られるような音楽を作る。ちょっぴり酔っ払った後、非難や暴言が飛び回る。君はどんな噂が本当でそうじゃないのか聞こえてしまう。誰が誰とヤッただとか、誰が一番不幸だとか、どんなに傷ついたとか。悪い噂が一人歩きするとこうやって止められない爆発が起こるのだ。みんな針の山に捕まって、体は傷だらけ。傷を長袖で隠して荒野での休憩時間から元の場所へ戻る。みんなが仲良くしなきゃいけない場所へ。"Marching Through Your Head"で彼らはこう歌う。「君はずっと自分に嘘ばかりついてきて、それがずっと君の頭の中でマーチしているよ。」何が間違った行動か、何が乏しい判断か、誰だって分かってる。けど誰もどうすることも出来ない。犯した罪は永遠に心の中に残り続ける。
Zeus Official Site
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- At the Risk Of Repeating (Say Us収録)
- Marching Through Your Head(Say Us収録)
- The River By The Garden(Say Us収録)
0 件のコメント:
コメントを投稿