2011年7月31日日曜日

The Lighthouse and The Whaler


The Waters Could Be Cold, The Waters Could Be Warm

Jul 30, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Patrick Stolley
Translated by Teshi

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けっこうすぐ忘れてしまうような瞬間--もし心を許して考えてみようと思えば中々難しい事、そう、子供の目と瞼の間に入り込んだちくちくするまつ毛を取り除く事だ。下瞼を引っ張って、中を見てみる。子供がまつ毛を探して下を向いたり遠くから見てみたり、目に映る君の指を見つめている。君は「彼/彼女の目は今まで何を見てきて、何を見てこなかったんだろう」と考える。目の中のちくちくは今までに彼らが感じたことが無いイライラ感だった。白目の部分を見つめる不思議、頭の中から不確かなことが出てきた感覚。君はこれから子供達が何を経験して、何を見て成長するのだろうと想像すると泣きたい気持ちになってくる。僕らはもうあの気持ちには戻れないし、かなりのことを経験したし、見てきた。オハイオからきたThe Lighthouse and the Whalerは僕達の何にも囚われていない、風化していない時代を思い起こさせてくれる。まだ駆け出しで、エネルギーが満ち溢れていた頃だ。彼らは、まつ毛が目に入っているけどどうすればいいか分からなかった頃を思い出させてくれる。この五人の男達が奏でる音楽は新たな発見と理解から生まれるような、素晴らしく純粋な気持ちを表現している。子供達が楽しい音楽を聴いていると喜びながら自然に手を叩いたり、歌ったりする時の感覚だ。彼らの顔は明るくなり、音楽に即座に影響される。

リードシンガーのMichael LoPresti, ヴァイオリンとピアノ奏者Aaron Smith,マンドリン奏者Mark Poro,とパーカッションMatthew LoPrestiと何でも屋Steven Diazの五人がこういう瞬間をメイン、バーモント、ニューハンプシャーにある美しく紅葉した木々のように奏でる。季節的なものだけれど、いつ見ても人々に感動を呼び起こし、息を呑ませる--まるで初めて見たかのように。Freelance Whalesを思い出させるような、自然なフォークポップだ。読書家が書くような歌詞は真実の愛と新しい発見が描かれる。登場人物たちは今年初めての雪のなかに戯れたり、燃える薪や紅葉する葉っぱの匂いに包まれている。彼らの曲を聴くとなんだか自分自身の発見があるようで、それでその後どうなるか考えさせる。このセッションの中でMichael Loprestiが「知らないものも、まず好きになってみたら?」と促している。おしつけがましいお願いではなく、川の先に立って水の流れが君の手を掴んで「飛んでごらんよ?どうなるか見てごらんよ。」という感覚と同じだ。そして彼らは飛び込む。水の心地よさを感じながら、水は弾け飛び、静寂を打ち破る。良きにしろ悪きにしろ、多分記憶に残るような飛びこみだっただろう。
The Lighthouse and The Whaler Official Site


試聴・ダウンロード

セットリスト
  1. Wekcome to Daytrotter
  2. The Adriatic Sea(未発表)
  3. Pioneers(未発表)
  4. Venice(未発表)
  5. White Days(The Lighthouse and The Whaler収録)

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