Swishing Through Summertime Pains
Jul 14, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi
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もしZlam Dunkのインスト曲だけしか聞いてなくて、このAustinから来たバンドのノリノリの曲を無視しているなら、君は良い所をたくさん見逃している。彼らのポストハードコアの音楽性は苦悩と不機嫌に満ちている。パンクやスカ、サーフのトーンで構成されているけれど、歌詞の内容がバンドの最新作"Nobel Ancestry"の軸を成している。冒険心があって、とても興味深い内容になっている。曲たちが暴れ回り、野性的になって抑制が利かなくなる。まるで驚くほど速いスピードで走り、道から外れてふらついたモーターバイクのようだ。ドライバーはヘルメットもせずに、自分の体や安全なんか気にしていない。Zlam Dunkは興奮を抑えきれず空気を切って凄い速度で走って行く。しかし、これが音楽の切実な必要性を生んでいる。全身の血が沸き、血まみれになっている音楽で、若い反抗精神にインスパイアされたような歌がそろっている。毎日を無駄にして、何か変化が起こるかも不確かで、どんどんすり減って行く時間と努力に反抗し、刺激され体が熱くなっている。いろんな音楽でこういうアティチュードは聞く事が出来るが、Zlam Dunkのメンバーが一斉になって歌う所を聞くと、仲間が集まって一緒に楽しい時間を過ごそうとしているだけのようだ。感情的な部分を二重に三重に歌っているのだけれど、まるで夏の日々に愛情を示しているように聞こえる。"Not Stoked (Prime Time Killings)"という曲はビーチや、蒸気が立つように暑い夏に対する愛の讃歌のようだ。彼らは仲間を水鉄砲で殺戮し、サーフィングを楽しみ「大丈夫だよ」と言い、そして「サマータイム/ミルクシェイク/カリフォルニア/地震」と歌う。実際の曲が意味する事よりも無頓着でおちゃらけた感じに聞こえる。どうせならみんな幸せに、草原に裸足で出かけて、スプリンクラーのなかを突き抜けよう。隣のガレージでは少年達が音をかき鳴らしている。
Zlum Dunk Official Site
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セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- Ghostwoman(Nobel Ancestry収録)
- Patrick(未発表)
- Castle Beyond the Goblin City(Nobel Ancestry収録)
- Not Stoked( Prime Time Killings) (Nobel Ancestry収録)
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