Feeling Found On Those Lost Roads
Jul 5, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi
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数日前、アイオワ州全体を横切ってドライブした。ミシシッピ川の岸からミズーリ川の岸へ、カウンシルブラフスにある偽物の洞窟を越えてアイオワへ向かった。カジノの外にある所でMumford and Sons/Nathaniel Rateliff/Matthew and the Atlasのライブを見るためだ。ステージはカジノのホテル側に対して輝いていて、角に面し、ガラス製のバームに三方囲まれていた。バームの反対側にあるミズーリ川は土手が無く、そこから川を渡るボートが見えてくる。街が盛り上がっている中、まだショーは終わっていない。カジノやその周りのもの、ゴルフコースや高価な駐車場なんかは、骨を震わせるソウルフルなブルーグラスやフォークミュージックを奏でる三つのバンドには不適格な場所に思えるが、実際うまくいっていたし、悪くなかった。バックステージはカーペットが敷かれた地下の物置にあり、隣には客席やスロット、食べ放題のテーブルがあるエリアに繋がっているエレベーターが幾つか設置されている。そこにMatthew and the Atlasが与えられたスペースが有り、黒いカーテンで囲まれていた。部屋の中にはランニングマシーンやほかの筋トレ機材が詰め込まれていて、カーテンが彼らをうまく区切っていた。しかしライブ20分前、彼らが喉を暖めるためのボイストレーニングをしている間、部屋にあるトレーニングマシーンの事は頭の中から消えていた。リードシンガーMatthew Hegartyの声が調子に乗るのに一秒もかからなかった。バンドメンバーのコーラスが上に重なり、そのウォームアップが聞こえていた人なら誰でも「復活したな」と感じていただろう。
その瞬間に居合わせて、もし「誕生の瞬間」「死ぬ間際」の音楽を選ぶ事ができたら、「これだよ!コレが聞きたいんだ!」と思っていただろう。Matthew and the Atlasを聞いていると神に近づく感じ(或はそれと同等のもの)がするのだ。それは僕らの思い込みかもしれない。でも彼らはリスナーに他の音楽が出来ない方法で、色々なものを与え、励ましてくれる。まるで、僕ら自身の肉体から生まれているような、Hegartyが僕らの代わりに話しているような感覚だ(それか僕らの一番親密な思い出を読みあげているのかも)。彼が僕らの秘密を聞いて、消化させてくれているのかもしれない。先祖の魂を紡ぎ上げて、彼らの事を学び、感じさせてくれているのかもしれない。僕らが近代にいる事や心配事を忘れさせてくれるなんて、素晴らしいじゃないか。違う世界へ、何か古くて若々しいものから今まで経験した事が無い新しい景色を作り出してくれる。彼は歌う。「皮膚と骨が戻ってくるのをまっている/僕の姿を見てみろよ/ここにまだ夏は来てない/長生きしてきたけど/まだ夜が長くて、違う曲が歌われていた昔に連れ戻してくれよ」"I Will Remain”の一部である。Hegartyが精神世界を描くのはこの曲だけではない。現実から離れていくような感覚は伝染していく。心の中にある荒野を巡りながら自分を見失う感覚を得るだろう。しかし、その中で君はいまだかつて無い程の生命を感じる。
Matthew and the Atlas Official Site
Communion Music
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セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- To the North(未発表)
- I Will Remain(To The North収録)
- Come Out Of The Woods(Kingdom Of Your Own収録)
- Within The Rose(To The North収録)
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