Begging Beasts And A Brewed Spell
Oct 7, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
Radiation Cityの"The Things You Tell Us"を聴いていると体が分解されていくような気分になる。薄気味悪く突発的な曲で、君はコートの襟をしっかり掴んで、首下にピシッと引き込みたくなる。どうも君はコートの端と胸の間から自分が耐えられる以上に色々失ってしまうと思ってるみたいだ。体を曲げたり、手で遮っても、いつでもどこでも冷たい空気は特急電車の様に入り込んでくる。ちょっと体の熱を保ち、胸のうちに隠そうとしているみたいだ。誰にもシェアする必要はないからね。別に独り占めしてもかまわない。必要なものなんだから。
"The Things You Tell Us"で歌うLizzy Ellisonはお腹いっぱいにダイナミックな緊張感を与え、それはまるで僕らが心をかき回されているみたいだ。誰の仕業かも、何にかき回されているかもわからないけど。まるでそこに頭の考えをかき回すような音も無く、僕らはただ見知らぬ土地に立ち尽くしているみたいだ。僕らはそこで風のぴゅーっと吹く音や、心臓の臆病な鼓動を聞くことになる。まるで物の全てが不安定な部分まで広がり、風の音の吹く所へ近づこうとしているみたいだ。風の原点はどこかグラグラと不安定なスポットにあるみたいで、どんな努力をしても届く事はほとんど不可能だけど。
僕らはまるで物乞いをする野獣の様に、決して手に入れる事の出来ないものに対して吠え叫んでいる。あの白いイルミネーションはずっと逃げ続け、アンビバレントでこそこそし続ける。僕らの皮は空へ飛んでいけるような気がする。まるで鉛散弾が水族館の水槽の飾りの様に下っ腹に置かれているみたいで、気付けば強力な磁石が体の中央から内臓を引きずり出し、皮と一緒に空へ飛んで行く。髪の毛はあらゆる方向に飛び出し、あばら骨は筋肉から離れ、ブーメランの様に元気に飛び去っていく。背が低い葉っぱを切り裂きながら。
この曲の音楽には何か落ち着かない部分があるみたいで、それはまるで表面下で何か見知らぬものが浸透しているようだ。それはいずれ日の目をみることになる。すべてがしっかり管理されているが、それが一生続くはずが無い。なにか呪文がそこには渦巻いていて、それがこれから僕らにどのように影響するか楽しみでならない。
Radiation City Official Site
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- Summer Is Not An Act 1
- The Things You Tell Us
- Park
- Babies
- Construction
全曲"The Hands That Takes You"収録
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