The Man Who Would Build All The Houses
Oct 4, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
大人の男になる素質は人によって違うけれど、Alexi Murdochと似たような人物になる人たちにとって、特別にはっきりさせておかなければならないことがある。まず偉大な謙虚さが必要だ。それは地図で指が、車が、飛行機が追える以上に大きい慎ましさだ。そして--そういう男達に生まれつき備わっているものだが--彼らは他の人たち以上に威張ってはいけない。そこにはある形の平等性があって、貧富や美醜に関わらず、一人一人を何かの方法で繋いでいる。また、彼らは闇の中でも物事を見通すことが出来なければならないし、不快なことも、真実味に欠けることも信じられるようにならなければならない。彼らが頭の中でイメージできる何より強大な信念を抱かなければならない。時には自分が対処できるもの以上の強い信念を。
彼らは悲しみに従事し、感情的になる。それ以上に、悲しんでいないときの方が感情的だ。彼らは女性の頬の輝きを、子供の明るい笑顔を見ることが出来なければならないし、そのシンプルな美しさに救われなければならない。彼らはその救いの手を求めることが出来なければならないし、それに恥ずかしがっていてはいけない。それが彼らを大人の男、真実の男にし、感情を隠して目の届かないところに被せてはいけない。
Murdochは自分の手で作った燃え上がる炎を見つめ、ただの灰とカスになるまで燃やし続ける。その間何世代もの人々が彼に囁きながら、彼は大人の男の様に曲を書き、歌う。彼は家族に優しい。過去の世代を尊敬し、過去が現在や未来の道を大きく左右するのだと理解している。彼はセンチメンタルだが、絶対にオーバーに感情的にならない。彼は静かな精神と心配性の理想的なバランスを保っている。
彼は人々について「来るか行くかどちらか」の状況を書き上げる。彼らは遠くにいるか、ここにいる。それが彼が取り組む(あるいは掘り下げたいと思っている)葛藤を作り出す状況なのだ。Murdochは確実に人々が「行ってしまう/去ってしまう/消えてしまう」ことを好ましく思っていない。だからといって滞在を決めたり、復帰することで何も回復しなかったら最悪だ。それは感傷に蓋をしてくる--滞在を伸ばしたり、無期限の休暇をとったりさ。老衰や死、あるいは予期せぬ事故によって愛する人を亡くすことでも、男を苦難に耐えられるよう非情にすることができる。Murdochはこういう感情もよく掘り下げている。
彼はまるで裏庭で20年かけてボートを製作しているような男の様に聞こえる。少しずつ少しずつ...。いや、あるいは自分の家を建てているのかもしれない。一人で木を切って、作業中にコツを学んで行く。しかし、家の中には彼が今まで望んでいた愛を詰め込んでいる。彼はそういう男--そういうソングライター--なのだ。エーテルの中に漂い、様々な欠片に消えていきそうな夜を一つにまとめる手助けをしている。彼は君を一つの形に留め続ける。彼は心地よさを詰め込んだ逃げやすい考えをポケットに入れ、僕らが一番必要なときに再びそれを運んできてくれる。
Alexi Murdoch Official Site
試聴・ダウンロード
セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- The Light (Her Hands Were Leaves)(Towards The Sun収録)
- Some Day Soon(Towards The Sun収録)
- Crinan Wood(Towards The Sun収録)
- Slow Revolution(未発表)
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