Crows Through The Fog Created
Oct 10, 2011
Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi
今年で四回目を迎えたBarnstomer(Daytrotter主催の移動型フェス)の初日、ステージ用の煙霧機がMinneapolis Guitar Centerで購入された。Duluthの近くのミネソタ北部での初演の夜は嫌になるほど寒かった。冗談じゃなくて、GPSのカーナビに導かれて新たな田舎道を進むたびに、途中でムース(ヘラジカ)が現れるんじゃないかって期待してた。シンリンオオカミが出るような田舎を深く深く曲がっていき、森の中へ。そこは人々が行方不明になって、捜査隊もついに諦めてしまうような所だ。
煙霧機はマンハッタンのEast Villageのバンド、Guardsによって気まぐれに購入され、そのせいで僕達のBarnstormerのツアーは以前と全く違うものになった。今では煙霧機を車に積んで移動してるんだからね。煙霧を作り出す液体はツアーの予算に組み込まれ、ツアーの必須アイテムになってしまった。それから僕らは自分たちで霧を運び出すことになり、今まで3回もこれ無しにやってきたのが信じられないよ。そしてあの日の夜、それが実現した。
僕らはまだ見捨てられていない一区画の土地にいた--足元の土がどれほど栄養に恵まれていようが(そして、深夜ツアーバスが巨大な泥沼を通り抜けたときの騒動でくっついた土がどれほど暗い暗いこげ茶だったか僕らは実際に見ている)、忘れ去られて、独りぼっちになってしまった土地のようだった。
Richie James Follin、Loren Ted Humphrey、Kaylie ChurchとJohn Fredericks、そしてプロフェッショナルなサポートPaul Kostabi(Follinの義父)はこの大きくて古い納屋(※Barnstormerのステージの事だと思う)を不思議なアンティークが詰まった白いワンダーランドに変えて見せた。そこには黒い鳥がいて、Vincent Price※のホラー番組の小道具に使われそうなヤツだった。きまぐれな音楽をならすバンドがそこにいて、光の強力な爆発と、人間のコンディションの生々しい要素が露になっていく所に活気付けられていた。Follinが書く楽曲は夜の恐怖話で出来ているわけではない。僕らが目覚めている時間帯にしつこく悩ませるような、もっと煩わしい恐怖心だ。恐怖で一日の楽しいひと時も追い払われ、後ろを歩く人の足音まで威嚇的に聞こえてしまう。テンションは高まり、必要も無いのに繊細でビビりやすくなっている。誰かが僕をこらしめにやってくる、なんて考えてはいない。僕の人生から離れて行って欲しくない人たちが去ってしまう事に恐れているのだ。
バンドのデビューEPとレコーディング前の楽曲(ライブでは充分な回数披露している)は人々が乱れて行く瞬間と乱される瞬間の経験が描かれている。Follinはからかいながら僕らを熱くなった感情で昂ぶらせ、登場人物が「順応できる感情」のリストを参照して、様々な感情のミックスを思いつき、加速されたマナーでそれを行使している所を見せる。イライラして活力が失われていく時、そこには不信感と絶望感、そしてほとんど意味の無い感情がある。このような感情のほとばしりとうっかり本音を漏らしてしまう感じは"Resolution Of One"や非情にアンセム風な"I See It Coming"に見られる--霧が毛糸の様に部屋の中を濃く包み込み、僕らがそれを吸い込み始める時に...まるでそういうシチュエーションを生み出した夜を訪問しているようだ。
黒鳥がギーギー鳴いて、飛び回っている。ガーゴイル像で羽を休め、通りすがりや獲物へ頭を威嚇的に、故意にカクカク動かしている。冷たくて降り止まぬ雨の中、痛みと孤独の中に足を踏み入れようとしている人々へ。Follinの歌が実際に願うのは、道に迷った者や、道を間違えた人たち、そして作られたの霧の中を黒鳥たちと一緒に飛び立つ人々たちへのハッピーエンドなのだ。
Guards Official Site
煙霧機はマンハッタンのEast Villageのバンド、Guardsによって気まぐれに購入され、そのせいで僕達のBarnstormerのツアーは以前と全く違うものになった。今では煙霧機を車に積んで移動してるんだからね。煙霧を作り出す液体はツアーの予算に組み込まれ、ツアーの必須アイテムになってしまった。それから僕らは自分たちで霧を運び出すことになり、今まで3回もこれ無しにやってきたのが信じられないよ。そしてあの日の夜、それが実現した。
僕らはまだ見捨てられていない一区画の土地にいた--足元の土がどれほど栄養に恵まれていようが(そして、深夜ツアーバスが巨大な泥沼を通り抜けたときの騒動でくっついた土がどれほど暗い暗いこげ茶だったか僕らは実際に見ている)、忘れ去られて、独りぼっちになってしまった土地のようだった。
Richie James Follin、Loren Ted Humphrey、Kaylie ChurchとJohn Fredericks、そしてプロフェッショナルなサポートPaul Kostabi(Follinの義父)はこの大きくて古い納屋(※Barnstormerのステージの事だと思う)を不思議なアンティークが詰まった白いワンダーランドに変えて見せた。そこには黒い鳥がいて、Vincent Price※のホラー番組の小道具に使われそうなヤツだった。きまぐれな音楽をならすバンドがそこにいて、光の強力な爆発と、人間のコンディションの生々しい要素が露になっていく所に活気付けられていた。Follinが書く楽曲は夜の恐怖話で出来ているわけではない。僕らが目覚めている時間帯にしつこく悩ませるような、もっと煩わしい恐怖心だ。恐怖で一日の楽しいひと時も追い払われ、後ろを歩く人の足音まで威嚇的に聞こえてしまう。テンションは高まり、必要も無いのに繊細でビビりやすくなっている。誰かが僕をこらしめにやってくる、なんて考えてはいない。僕の人生から離れて行って欲しくない人たちが去ってしまう事に恐れているのだ。
バンドのデビューEPとレコーディング前の楽曲(ライブでは充分な回数披露している)は人々が乱れて行く瞬間と乱される瞬間の経験が描かれている。Follinはからかいながら僕らを熱くなった感情で昂ぶらせ、登場人物が「順応できる感情」のリストを参照して、様々な感情のミックスを思いつき、加速されたマナーでそれを行使している所を見せる。イライラして活力が失われていく時、そこには不信感と絶望感、そしてほとんど意味の無い感情がある。このような感情のほとばしりとうっかり本音を漏らしてしまう感じは"Resolution Of One"や非情にアンセム風な"I See It Coming"に見られる--霧が毛糸の様に部屋の中を濃く包み込み、僕らがそれを吸い込み始める時に...まるでそういうシチュエーションを生み出した夜を訪問しているようだ。
黒鳥がギーギー鳴いて、飛び回っている。ガーゴイル像で羽を休め、通りすがりや獲物へ頭を威嚇的に、故意にカクカク動かしている。冷たくて降り止まぬ雨の中、痛みと孤独の中に足を踏み入れようとしている人々へ。Follinの歌が実際に願うのは、道に迷った者や、道を間違えた人たち、そして作られたの霧の中を黒鳥たちと一緒に飛び立つ人々たちへのハッピーエンドなのだ。
Guards Official Site
- Welcome to Daytrotter
- I See It Coming(Guards収録)
- Hear You Call(未発表)
- Long Time(Guards収録)
- The Resolution Of One(Guards収録)
- Swimming After Dark(Guards収録)
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