2012年5月31日木曜日

Daughn Gibson




京都のオルタナ・フォークバンド、Turntable Filmsを最近良く聴いている。
彼らはWilcoやNeko Caseのように、アメリカのトラディショナルロックを独自の方法で解釈した音楽を奏でている。多分本人達は好きな音楽をただやっているだけだと思うけど。

それで最近アメリカのオルタナ・フォーク/カントリーに耳が敏感になっていて、Sandro Perri、近年のJulian LynchやSharon Van Ettenを好んで聴いていました。何か刺激的な新しいアクトはいないかなーとPitchforkや、個人サイトをブラブラ詮索していた時に見つけたのがこの男Daughn Gibson(読み方はドォーン・ギブソン?)。


Tiffany Lou


Pitchforkによると、彼はペンシルヴェニア出身の31歳。以前はPearls and Brassというストーナー・メタルバンドでドラムを叩いていたようです。トラックの運ちゃんとして10年以上働くなか、ラジオから流れるカントリーミュージックに惹かれ始める。
「歌詞の物語が好きになっていったんだ。どれだけばからしく聞こえるやつでもさ。その物語が人々の姿や、シナリオ、そしてシナリオであることに惹かれたんだ」

In the Beginning


先日White Denimから発売したデビュー・アルバム『All Hell』で展開されるのは、何年も置き去りにされたような黄ばんだ電子音に、アコースティックギターやピアノの生音が融合した、Sandro Perriにも通ずるようなオルタナ・カントリー。でもDaughn Gibsonはとことん湿っぽいんですよ。しかもバリトンボイスで甘く囁くように歌う、クルーナー(crooner)ときた。

White Denimのオフィシャルページでは"In The Beginning"のフリーダウンロードも実施中。是非一度聴いてみては? 
White Denim


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