2012年1月11日水曜日

Milk & Eggs


The Soft Pains And The Hard Pains

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Mike Gentry, Translated by Teshi

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Milk & Eggsのメンバー、Jordan Sellergrenがアイオワ・シティのインターステート80(州間ハイウェイ)を東にドライブしてここまで来てくれた日、彼女はCedar Rapidsから出発した。彼女はそこで大学の学科のテストを受け終わったところだった。僕達にとって、そして今お聴きの君達にとって---特に"Birdhouses"みたいな歌を聴いているとき---みんな多分同じ事を考えているはずだ。僕らは自分達が何を考えているか分かっているし、君が何を考えてるかも想像がつく。でも、そんなに厚かましくなりたくない。とにかく僕らが考えていることを言うから、もしピンくるかどうか教えてよ。

そう、僕らはね、Sellergrenがテストを受けていて、大学の教室にいて、こういう彼女がしなきゃいけないって感じていることは、彼女にとって時間の無駄だっていうこと、それを考えてた。中退しちゃえばいいのに、ってね。彼女が非常に賢いっていうのはわかってる。彼女みたいに曲を書ける人はそうに違いないよ。でも大学とか、何らかの分野の研究を経て、結局よくある仕事につくっていうのは彼女にとって不十分なんじゃないかな。あの才能があればもっと輝けるはず。彼女の考え方を使って、僕らの頭の中をもうちょっとしっかり整理してみようか。わがままなことだけど、彼女にその仕事をしてもらわないと。彼女が発する言葉とギターの音色が必要だから。彼女に物事を説明してもらったり、一晩かけて食べ終わるような盛大なディナーの後に感じるような満足感を与える方法で、その説明を額縁に保存してもらわないと。ただ、その食事は量の問題じゃなくて、一緒にいる仲間、会話、その質が全てで、素晴らしいワインが全てを呑み流してしまうんだ。彼女にはロマンティックに、時々血管や、毛穴に広がっていく柔らかな痛みと激しい痛みについて書いてもらわなければ。

彼女にはとにかくこれをしてもらいたいから、その時に彼女の考えていることや感情以外には何も研究や勉強をしてほしくない。こういうところから生まれるフォークソングは、そのもどかしさがとても美しい。"Birdhouses"という曲は、愛の営みと、愛の面倒な性質、それを悪用する人々、良いところだけ頂戴して後はポイ捨てする人、不平等に扱う人について歌っているみたいだ。そこには一人の女性が鳥小屋を建てている。きっと、多分きっと心や棲み処のための建築だ。そして男達(あるいは決まった一人の男)がいる。彼らには決してその細心の注意を払って作られた贈り物は与えられない。彼女は歌う

「この鳥小屋はね/私が作って、何の意味もなく売るの/でも普通の男には売らないのよ/絶対に、どうでも良い男には売らないの」

こんな痛切な歌詞はそんなに聴けるものじゃない。絶対に絶対に彼女には今の生活を投げ捨てて、困難で金無しのソングライターの人生を選んで欲しい。そんな苦しい生活も(彼女だったら)長続きしないだろうからさ。

Milk & Eggs Official Site
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セットリスト

Welcome to Daytrotter
Birdhouses
Don't Know How
Five In The Mornin'
Cowboy
Buddy Brown


2012年1月7日土曜日

Wild Nothing


Lips Won't Last Forever

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Patrick Stolley, Translated by Teshi






























大抵の所、僕らはみんな徹底的に不安だらけだ。不安は筋肉の筋から筋まで張り巡らされてる。それが僕らの肉をタフにするのだ。それがふくらはぎの丸い部分にこぶを作るのだ。それが午前4時の暗闇に目を覚まさせるのだ。テレビはオンで、今まで願っても見なかったような、絶え間ないぐちゃぐちゃした場当たり的な考えが頭の中に滾る。何事にも確信がもてないし、これで無茶苦茶狂わないほうがおかしいよ。すべて推測と不確なものなんだから。僕らはただ首の周りから血を噴出して走り回ってるチキン。首をぶらんと垂らしながらね。全てがただの目標の無い衝突で、それが僕らをとても興味深くて汗でべたべたな雫の中にかき集めた。そしてヴァージニア州はBlacksburgのエクスペリメンタル・ポップ・プロジェクト、Wild Nothingの重要人物、Jack Tatumがやってくる。

まあ、君が立てた仮説もまだまだ理にかなってると気付いたみたいだけど、それが全く手がつかなくなる可能性が巻きついている。しかもその殆どは、君がどれだけ蝶番からギーギー鳴るドアを開けて、部屋から廊下に出るかに関係している。そして、他の頭無しと心が傷ついた奴らと冒険に出るために、外の天気を確認するのだ。Wild Nothingのデビューアルバム"Gemini"に収録された曲の殆どは、夢見る人の移り変わる接線となって現われる。でも、そこには常に一貫した調子があって、間違いなどどこにも起こらない。登場するキャラクターは何が彼らの心を痛め、何が大丈夫なのかを知っている。何が上手くいくのか、何が爆発するのか...彼らはなるべく完璧に砕けてしまわないように、なるべくそれをひけらかさないようにする。"Live In Dreams"という曲は何かTatumのものの見方の本質を表しているかのようだ。

玄関先のタバコの吸殻のうえに座って
「君は僕のように死んだみたいに気が抜けちゃってるの?」って君に聞けるけど
好きなように僕の事を呼んだら良い、でももう一回呼んでくれ
僕があんまり喋らないのはほんとだよ
だって二人の唇は永遠に長続きはしないんだから
まさにそれが理由で
僕は夢の中で生きて、ここでは死んじゃったほうがいいんだ
だって二人の唇は永遠に長続きはしないんだから
まさにそれが理由で
僕は夢の中で生きて、ここでは死んじゃったほうがいいんだ

ここにはただ夢の中で生きるだけでなく、エーテルの中でも生きたいという気持ちがある。どこか抵抗が最も少ないところで生きたいという願いだ。もし家の中にノイズがあれば--あの夜のアンプにかかったバンっという音---いや、音の出場所なんか調べることはない。勝手にどっか行っちゃうから。多分猫がおきて、夜行性の本能にハイパーになってるだけなんだ。どうってことはないよ。掛け布団と、好きな音楽と本があれば大丈夫。Wild Nothingの音楽は、僕らが寝巻きで、道を照らすゆらゆらしたキャンドルを片手に進む、馬鹿馬鹿しく長い道のようだ。キャンドルの灯りは闇を引き裂くけれど、僕らはまだそれに向かって静かに、我慢強く進み続ける。

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セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. Live In Dreams
  3. Our Composition
  4. Bored Games
  5. Velocity Girl



2012年1月5日木曜日

Moby


The Soul And Salt Of The Earth

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Jon Ashley, Translated by Teshi

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いろんな種類のMobyがいる。この男は、絶対に長い間同じスタイルの音楽家としてじっとしていられないし、それが太陽の下と月の下に、様々なカタログを築き上げたのだ。一ヶ月前ノースキャロライナ州のAshevilleで、僕らが第二回目のMoogfestの初日、一番最初の夕方にEcho Mountainというスタジオでセッションを録音した時、Mobyが変身しようと決めたもの...それは南部のタバコ農園で骨を折って働く家族の魂、町、そして一人の男だった。いや、手で墓を掘っているのかもしれない。それか袋一杯のじゃがいもとキャベツをこの先3日間の食事として保てるようにしているのかもしれない。彼は僕らをそんなに遠く離れていない昔のアメリカの歴史の、深い井戸のなかへ連れて行った。たいていの人々にとって今まで経験したことがあるのと同じくらい確実にタフなものを、彼は新旧のスピリットを通しておこなった。彼は自身のエレクトロニカの楽曲をスピリチュアルなものに変身させ、それでも以前の曲の形もスピリチュアルなものとして見ることが出来たし、そうしているべきだった。あの困難から生まれる強大なセンセーションと、もうすぐ勝利を得るという楽曲の大きな意味を捉えられなかったことに、バカみたいな気分になる。

"Natural Blues"はいつだってソウルの、真にスピリチュアルで、捻りが効いた曲だったじゃないか。歌詞は

「もう神様ってば、僕のトラブルは酷いもんさ/もう神様ってば、僕のトラブルはさ/神様以外に僕の困難なんて知らないのさ/神様しか僕のトラブルなんてわかんないのさ/丘を下って/ある日ね/ソウルは幸せになった/そして一日中そこにいたんだ」

これは自分が大丈夫じゃないと気付いた誰かの腹の中から、口の中から直に吐き出されている言葉だ。でもそいつはまだ晴れた日の価値をちゃんと感謝できるような人だ。それとちょっとした笑い事と、美味しいご飯と良い友達があれば暗い日々にも陽が差す。お腹が一杯になった腹の底から生まれる笑い声を聞けば、今この瞬間は大丈夫。昼下がりに、かなりランダムに選ばれたこの楽曲集は非常に優れた才能がフィーチャーされた。歌手のInyang Basseyとヴァイオリン奏者のClaudia ChopekがMobyとそのバンドメンバーは、その日の夜に4ブロック先の会場で開かれるパフォーマンスのために集った。まるで1960年代の人権運動と1970年代の戦争反対運動と、もっと早い時期のものから生まれたように、全てを聞こえさせるAda R. Habershon/A.P. Carter/Nitty Gritty Dirty BandとJohnny Cashのカバーと、オリジナルの楽曲には一貫性がある。それらはすべてどこかコミュニティの歌の様で、歌詞と音楽性の断片はまるで何十年もかけて足され続け、抑圧された愛憎、反発と叫び声の確かな感情にフィットするように、打ち伸ばされ形作られている。よく、Moby一人の決断に任されるとき、この男がハートとソウルの欲望をどのように考えるのか理解するのは面白いことだし、よく分からないものだ。彼は愛の音を不毛に聴こえさせる傾向があるし、稀に単一の言葉が彼の言葉の後ろを支えているが、それでも、このセッションではそれがフルに花開いている。活き活きして、様々な鼓動がある。MobyはまるでRobert Johnsonの神聖な十字路に辿り着き、ウェストバージニアにあるガソリンスタンドを訪れたみたいに聞こえる。そこでキャデラックの後ろでHank Williamsが死んでいることに気付かされるのだ。まるで彼の身体の中で幾つもの炎が巻き起こり、彼を燻っているように聞こえる。彼は「全部悪い方向に向かうときに良心を見つめる」し、悪いこと全ての中にちょっとした良心がある時は、悪いものを見つめている。
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セットリスト


  1. Welcome to Daytrotter
  2. Will The Circle Be Unbroken
  3. Natural Blues
  4. Porcelain
  5. Ring Of Fire
  6. Slipping Away
  7. Now I Let It Go

2012年1月3日火曜日

Marketa Irglova


Held Tight, Just Less Tightly And So Differently It Hurts Worse

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Shawn Biggs, Translated by Teshi

































最悪なこと、それはゆっくりと衰えていく愛。じきに道路をならすスチームローラーのように圧力的になってしまう親密な関係。それはまるで君が高い建物、そうなかなか栄えている高層ビルを見つめているみたいに、遠い距離から疑いはじめる。それはどこかに傾いているわけではないし、バラバラになってもいない。それは高く聳え立っている。けれどすぐに倒壊するだろう。それは取り壊しがマークされていて、その日も決まっている。ビルの真下のエリアは安全のために立ち退き、カウントダウンが始まる。君はビルの支柱の足元に爆薬が仕掛けられるのを見て、爆発のかすかな連発が聞こえてくる。灰が飛び交い、コンクリートが宙を舞う。まずはビルの最上部がゆっくりと崩れていく。まるで途中でポーズするように。数秒後には、かつて誇りに思われた建物が直に倒壊する。一度に12階も、ただただ崩壊を飲み込んでいく。こういう取り壊しを見ていると、それらがなんて秩序立っていて、整頓されているか驚きだよ。

TNTがちょうど良い数仕掛けられたこういう建物は、正確に、予想通りに崩れていくんだ。どうやって始まるか分かっているし、次に何が起こるか、途中で何が起こるかも、どういう風に全て片付くのかも分かっている。屑と砂粒、そしてたっぷりのノスタルジアが溢れている。ただのビルなのに。人々にも同じことが起こる...まあゴミ収集車の中に山の様に積まれて、砕かれ、新たな石として復活し、また次のプロジェクトに使われる、なんてことはないけど。ビルは壊すことができるし、それでもう見つめる建物がなくなったわけだから、空っぽの風景やもっと違った風景に目を凝らすことができる。でもそれが人の場合だったら、「あいつらがまた帰ってきたり、思っても見なかった時に、またどこかでばったり会うかもしれない」なんていう文句ったらしい考えが常に思い浮かんでしまう。あいつらはどこにもいかないし、君も同じようにどこにもいかない。ただもう同じキッチンと家具をシェアしていないだけ。君の口はまだ去っていったあいつらの口を覚えているし、そういうことは中々忘れられないもんだ。彼らは和解できない、けれど人々はよくビルと同じように崩れていく。終わりの始まりは何か静かなもので、でもそこには、ゆっくりとした倒壊があり、感情の捌け口があり、頭はくらくらする。

The Swell Seasonのバンドメンバー、そして映画「Once」のスターであるMarketa Irglovaはそれほど納得することはない。そして、倒壊のあとがもっとも懲罰的だということも。それが人々をかなり深く痛みつける部分なのだ。彼女のデビューソロアルバム"Anar"を構成するピアノ・バラードは、煙と塵が空気中に完璧になじみ、感情が不気味なほど落ち着いたときに(特に倒壊が起こった後は)、ハートがどこにあるか感動的に指し示している。身体がゴツンと地上にぶつかった痛みをまだ感じているし、鳴り響く空しさが耳を聞こえなくしている。アルバムに収録の、一番残酷で、しかし変革の可能性を感じさせる"For Old Time's Sake"という曲でIrglovaはこう歌う、

「強く抱いて、でも今夜だけ/でも前みたいにギュッとしないで/もうそんなに親しい関係じゃないんだから/少なくともそんな関係じゃない/私達は日に日に離れていった/どうなるか知るためにただ待っていた/またカジュアルに愛し合えたら/私はいつもあなたの良い友達だった/いつもあなたのそばにいてあげたの」

切り刻み、噛み付き、それは一人の女性が闇の中で手探りに、彼女が必要な答えを探しているのだ。結論も終結も、多分絶対に来ないだろうから。それはただ前とは全く違った方法で時が過ぎて行くということ。そうこれからは。

Marketa Irglova Official Website
The Swell Season Debut Daytrotter Session

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セットリスト

  1. Welcome to Daytrotter
  2. For Old Time's Sake
  3. Go Back
  4. Only In Your Head
  5. Time



2012年1月2日月曜日

Nat Baldwin


Nights When The House Talks To Us

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Mike Gentry, Translated by Teshi































今宵は家がかなり静かだ。赤ワインはグラスにちょうど良いくらい入っている。満タン過ぎず、少なすぎもしない。今朝、枯葉が芝生の濡れた毛布の上で群がっていて、片付けねばならなかったので、僕らはいくらかゴミ袋を取り出して葉っぱを一箇所に集めた。それを氷の様に冷たくて水が滴る塊にしてから、最後の休息場所へ送るのだ。まあ、少なくても厄介ごとが一つ減ったってことだ。大事なのはそこだけ。サンクスギビングの前の今日、夜がどんどん深くなるにつれて、気温は急速に下がり、それは必要以上に寒さを強調するような夜だった。充分な量の(寒さの)要因のコンビネーションと共に、口から去っていく温かい空気は、不安定な寒さを捕まえて、広大な厚さの白い雲に変わっていった。単に白い息が弱々しく、軽々と広がっていくのではない。それはまるで僕らが300ページもの言葉や文章が詰まった長編小説を吐き出しているみたいなのだ。それは濃厚で、まるで羽を構えて地上から飛び立とうと努力している巨大なカラスが、僕らの口の中から出て行くみたいだ。こんな夜に君は「家がいつ僕に話しかけてくるんだろう」と思う。君の前にここに住んでいた人はどんな人達だったのか語り始めるんだろうか。いや、多分「前の人たちは一回も料理したことがないし、君みたいに寝たこともないんだよ(だって、あの人たちはベッドを違う方向に向けていたけど、君達は同じ方向に向き合わせているだろ)。芝生は君達よりも綺麗に整えてたし、彼らだったら朝食用ヌックの絵の具の剥げたところもすぐに直しちゃうだろう。君は家の声が一回も実は聞こえてこないのに驚き、ついに家がどれほど君に失望しているか教えられる。いや、多分こいつはなんでも受け入れるのが好きなだけなのかもしれない。木はもう年をとりすぎて何も気にしなくなった。なるようになるのさ、ってね。

こんな夜に僕はもしNat Baldwinがかなり似ているような物事を考えたり、感じたりしているのかなって不思議になる。外で誰かの咳が聞こえるのかもしれないし、ベースメントで変な物音がするのかもしれない。それか狸が窓の傍にある松の木で追いかけっこをして、屋根に飛び降り、松の木の反対側に乗り移っているのかもしれない。シンプルに、僕らに乗り移させる音なのかもしれない。僕らに「君はうまくやってるよ」と言い聞かせたり、「いや全然ダメだね」と言い聞かせる音。大抵はこんな考えを理由付けて、どこか真ん中にたどり着くことが出来る。その場所で僕らはNat Baldwinが最新アルバム"People Changes"でも言及するような「激しく酔いもさめるようなトーン」を聴くことになるのだ。彼は自分と失う感覚と自分を発見する感覚を同時に君に感じさせてくれるようなアーティストだ。その過程の最後でどんな風に感じるのか知っている人間なのだ。彼のダブルベースは深く掘り下がり、僕らは努力すれば成功の可能性があると感じさせる、運命的な感情を放出する。まるで僕らを追い詰める物事に有利な一手を与えることが出来るみたいに。

彼は自分のために作り出したスペースを楽しむような人間だ。ランニング・シューズを放り投げて、全てから逃げ出そうとして、何事からも逃げ出せなくなっている。嫌でも思い浮かぶ考えに僕らはいつも悩まされて、それを止めるミュートボタンはどこにも無い。それが誰かを執筆に走らせる。今人生はどうなのか説明しながら、決まりきった「最近どうなの?」という質問に

「兄弟と遊んで、NBAの試合に夢中になって、喫煙を止めたり始めたり、二回も同じ間違いをおかして、ビールを飲んで、ベーコンを食べt、Lewis Nordanの"The Sharp-Shooter Blues"を呼んで、"Weights"のPVのアイディアを考えて、大学の舞踏会を楽しみにしていて、Cecil Taylorを聴いて、暖炉の傍に座って、オートミールを食べすぎて、毎週土曜日のJumpin' Jayで開催される牡蠣1ドルデイを懐かしく思って、毎日そのことを考えていて、おばあちゃんの80歳の誕生日を計画しているし、デクスターっていう名前の年老いた犬と遊んで、カウンターの後ろの女の事を妄想していて、きっと彼女達の事をもっと良く知ったら妄想とずれてがっかりするだろうなって恐いけど、ツアーも計画しているし、音楽が最近また楽しいし、バイクに乗りながら、走れてればいいのにって考えてて、Runner's Worldっていう雑誌を読んで、昼寝をもっととりたいし、そのあとチリももっと食べたいし、Kurt Vileを聴いたりしてる。君もうまくやってるといいけど。」

把握できる以上にとりとめがなく、徹底的。僕らってかなりおかしいのかなってまだ思っちゃうけど、それがポイントじゃない??

Nat Baldwin Official Site
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PitchforkのPeople Changesディスク・レビュー(対訳)


セットリスト

1Welcome to Daytrotter
2Lifted
3The Same Thing
4Let My Spirit Rise
5In The Hollows

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