2011年12月6日火曜日

Joan As Police Woman


Encouraging The Shadows And Clouds Of Smoke

Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Mike Gentry, Translated by Teshi





























それはまるでJoan As Police WomanのJoan Wasserが彼女の身に降りかかった事態や、彼女が引き起こした事態と反目しあっているようだ。彼女の最新作"The Deep Field"を聴くと、彼女が一つの方向にかなり傾いているようで、今までと違って争いに身を転じてはいないようだ。だからといって何か彼女にとって楽になったわけではないけど。彼女はまだ宇宙レベルでストレスを感じていて、まだ誰も彼女に効く治療薬を見つけてはいない。君はただ口をつむって、探し集めた迷信と欠点を見つめ直すことしかできない。そして、「それはヴードューや、細かく入り組んだクロスハッチパターンの中に運命付けられたもの」だという結論に辿り着く。しかし全ては物事が転がった方向に大きな原因がある。Wasserは目の前に現れた事態、あるいは同時に予期せず起こった事態に多きを重んじる。しかしそんなことを言ったら、彼女は「それ以上のものよ」と口論を始めることだろう。

そこに偶然の出来事などないが、慎重に組み立てられた魔術のような物質が登場する。彼女は人間と夜から生まれる魔術を信じているのだ。彼女は言葉にせずとも、人から人に飛び回る火花や静電気の事を考えている。彼女はそれを見上げて、空を引き裂く眩い光の音に耳を澄ませる。彼女はそのような偶然起こる状況の中にあらゆる意味を見出し、ほとんどの場合、その「意味」っていうのは雲が掛かっていて他の解釈にとられることがある。それでも、そういうアンビバレンスな物は同じように興味深いものなのだ。それは呪われたり人のひんしゅくを買うようなものではないけれど、そのままの露な姿で現れる--何にも携わってないようで、全てに関係しているように見える。一秒ごとに次に乗り移り、すぐに消えてしまうようなアイディアのように煙の中ににさっと去っていく。

彼女は自身の影がもつ蒸気と有害物質に惹かれている。彼女はまるでそれらが彼女の体の奥底に潜んでいて、彼女に語りかけてくるかのように感じている。時にひそひそ声で、時にあたかも死人を起こそうとしているような口調で。彼女はそこに中々簡単に見ることが出来ない荒々しい騒動が巻き起こっていると暗示してみせた。僕らはその騒動に気付いているべきだし、きっとその騒動が僕らにも影響するって事を予期しておかなければならない。可能な限りあらゆる道を辿ってやってくる。いつでもどこでも彼らが好きな時にやってくる。もし彼らがそんな脱出路を通ってくるようであれば、血管も爆発したくなるもんだ。彼女は自身の中に自分だけのリヴァイアサンをがいると信じている。そして、彼女はきっと自身の魂をそのような伝説の存在、あるいはとても聖書的な海の怪物に受け渡してしまったんじゃないか、と僕らは考え始める。問題かどうかは置いておいて、それって地獄みたいなものだよね。それか守り神の一つなのかな。世間には物を触っただけで金に変える人々もいるくらいだから。彼女もそれを考えてる。彼女はそういう魔法をあらゆる場所で探して、何事にも触れようとするのだ。だから彼女は躾がなってないのかもしれない。でも今ここで彼女は魔法を作り出している。まるでその魔法は彼女が親密を保ち続け、また永遠に造詣が深い場所に直接繋がっているようだ。彼女は自身の影がどんどん大きくなるように仕向け、それがどうなるか想像し続ける。他の奴らも彼女みたいに影を扱ったらいいのに。
Joan as Police Woman Official Website

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セットリスト



  1. Welcome to Daytrotter
  2. Flash
  3. The Magic
  4. Chemmie
  5. Nervous



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