2011年8月15日月曜日

Aushua/Pacific Hurt


Men Out In The Winds

Aug 14, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi






これは故人への弔いではないし、出生の告知でもない。Aushuaを失った僕らが感じる小さな事だ。彼らはまだ終わってないし、今ここに新しいキャンバスにアイディアを描き出そうとしている。Aushuaは死んだ。カリフォルニア州のSanta Anaのバンドが深い納骨庫の中から蘇り、長い間漬かっていた隠されたエーテルから抜け出してきた。Aushuaよ永遠に!その後、Phil Newyear, Nathan Gammill, Eric NewyearとLee Newyearはバンドネームを変えて、Pacific Hurtという新しい形でスタートを切ろうと考えた。彼らにすごく似合っている、とても良い名前だ。外に出て打ちのめされ、失望して気力を失っているけれど、諦めたりしない。そういう男の生き様の探求をこのバンドはまだ続ける。Aushuaの楽曲から聞こえるのは衰弱した、改善が必要な危ないところまで立たされている人生の物語だ。いや、もしかしたら神の顕現がすぐそこまで近づいていて、海水塩から空気中に、あるいはぼやけた光の中に現れたのかもしれない。なかなか気づき難いだろうけど。そこで語られるのはもっと安全なところを目指す男達のストーリーだ。絶望に嘆いているわけじゃない。でも何かを求めて、苦しんでいる。呆然としているのだ。彼らはどこに向かっているのか、どこからやってきたのか、これからどんな人間になっていくのか、誰と一緒になるのか、様々な答えを探し出そうとしている。頭を壁にぶつければきっと時間は早く過ぎていくだろう。頭の中もクリアになればいいのに。まるで何か強力なモノが岸辺に風を吹きつけ、曲の登場人物に降りかかっているようだ。罠に嵌ってしまったわけではないけれど、身動きはとれない。そこから逃げ出す事ができない。ここにいる人達は重々しい心を持っているのだろう。まるで、心の中に巨石のように頑丈で重たいものが詰まっていて、記憶や、面白い事の責任を背負っている。心が躍るような事も、時々面倒な事に変わるんだ、と。見た目はとても情熱的で面白そうなんだけれど、地面にこういう感情は隠される。目に見える力や、どうしようもならないものと闘い、精神を疲れさせている、でも痛みはどこにも消えていかない。こういう風の中に他のものと混ざってまた吹きつける。
Pacific Hurt Official Site


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セットリスト
  1. Welcome To Daytrotter
  2. Tuck (How It Feels Away)(Limbo EP収録)
  3. Hiding Place(Limbo EP収録)
  4. God In Search Of Men(Limbo EP収録)
  5. Sister Saves(No Harm Done収録)

気ままに訳詞3
























John Wayne Gacy Jr./Sufjan Stevens


父親は酒飲みで

母親はベッドで泣いていた

彼がブランコで頭を打った時

John WayneのTシャツをたたんでいた

近所の人は彼の事を可愛がっていた

ユーモアがある彼と話すのは楽しい

家の下を見てみろよ

なにか生き物がいるぞ

死の眠りの中早々と腐り始めている

27人か?多分もっとだ

車を乗り回したり、夏に仕事する少年達がそこにいた

あぁ神よ


君もその内の一人なのかい?

彼はよく人前でピエロみたいな格好をしていた
顔を赤と白く塗りたくっていた
暗い部屋、ベッドの上で全員にキスをした
彼は巧みな方法で
何十万もの人を殺したんだ
遠くへ、死人の下へ早く行かなきゃ
彼らの服を脱がしてあげた
唇に布切れを置いて
静かな動作で、静かなキスを
唇に

でも考えてみると
僕も彼と同じなんだ
床下を見てごらんよ
僕が隠してきた秘密がそこにあるから


解説:
"John Wayne Gacy Jr."はデトロイト出身の個性派SSW、スフィアン・スティーブンスの2005年に発売されたコンセプトアルバム「イリノイ」に収録されたナンバーです。
John Gacyはアメリカの連続殺人者で、よくピエロの格好をしていたことからキラークラウンというあだ名がつけられました。父親へのコンプレックスが強く、彼はよく「オカマ」「ホモ」と罵られていたようです。
アルバイト料なので呼び寄せた子供達に性的暴行を加え、殺害。軒下に埋めた死体は29名にも及び、そのうち4人は川に捨てたそうです。被害者の多くは20代の男娼、最年少は9歳の少年だったそうです。





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2011年8月14日日曜日

Teen Daze


Lost Out In The Golden Span

Aug 13, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi


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Teen Dazeは時々自分の曲を隠してしまう。作曲、レコーディングを経て、滑らかなダンスミュージックを雑音まで味方につけて演奏する。夜出かける準備が殆ど出来たときに、誰かの気持ちとかが耳に入ってくるけど、あんまり気にならない。そういうのも夜を楽しませる要素にして、唇をゆるませる。そして今度は夜を見方にする。そう、敵じゃない。自分を解放するのは気持ちいい。次に何が起こるか心配しすぎることもないしね。"Four More Years"が奏でる音楽の波に身を任せてるのもいいじゃないか。バンクーバーのブリティッシュ・コロンビアでセリフリリースされた作品群は君をうまく波に乗せてくれるはずだ。よく、ボーカルは音楽の二の次で、それが狙いだったりする事が多い。でも、この消え去っていく太陽のような曲は、太陽の部分が二の次にされ、他の部分にもうちょっと焦点が当てられている。霞んでいく空気に自分の年齢や、自分が今人生の中でどこにいるのかわからなくなる。そして君は歌詞の中に入り込む。彼が12月にオースティンを通り過ごしたときに収録された、この特別で珍しいバージョン--ギター一本、あるいはピアノの弾き語りで演奏された--の楽曲の中に吸い込まれていく。時が急速に進んでいる。まるでこの現象を信じられない人に向かって体当たりしているようだ。この人が最後に思い出すのは新しい場所への到着と荷下ろし。でも気づけばもう違う所に去らなければならなくなった。この時、憂鬱だけれどスリリングで共感できる、曇っていく日々を歌った楽曲を突然聴きたくなる。人々はみんな新しい生活へ進んでいくし、前と同じ事はずっと続かない。でも、こういう人生の摂理を拒否する登場人物が曲の中心にいるみたいだ。この登場人物にはなんの思い入れもなしに全てを経験してしまったみたい。これが君に心地悪い安心感を与える。でもそれは輝いて、喜びに溢れた音がする。まるでもっと最悪な事が今確実に人々に降りかかっていると理解しているように。"The Harvest"という曲は、薪が集められ、冬に備えているシーンから始まる。でも薪は机の椅子と置きかえれるし、それが"Gone For The Summer"という曲に繋がっていく。もうどうしようもできないからと言って、よくある感傷が心の中で展開しているようだ。"The Harvest"という曲で、男がバスに乗って街から出ようとしている。君はこの登場人物が死んだような荒野を切り抜ける、これからの永遠に続くドライブで読む本を持ってくるのを忘れて、頭の中で静かに考え事をして、何時間も何時間も架空の人物に話しかけている所を想像できるはずだ。頭の中を整頓して、いつバスを降りようか考えている。自分がいまどこにいるかわかってていても。このボーっとした状態はこういう風にやってくる※。

※原文はThis is how this daze works. Daze(ボーっとする、幻惑する)という単語で、バンドの名前が言及されています。

Teen Daze Official Site



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セットリスト
  1. Welcome To Daytrotter
  2. Gone For The Summer(Tour EP収録)
  3. Violence(未発表)
  4. For Paulina(未発表)
  5. The Harvest(Tour EP収録)

Thieves And Villains


Journeying For The Particulars

Aug 12, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi


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僕達は睡眠と起床の時間を分別する。その二つの違いは「警戒」と「認識」だ。寝てる間はみんな一緒なんだけれど、この二つをどう過ごすかで人の違いがわかる。起きている時間に、自分のやっている事意外に色々頭の中に入ってくる人達は、物事の深さまで考えようとする。気取っているわけじゃないんだ。時間をちゃんと計算して、零れ落ちる「時」の一瞬までをフル活用しようとしているのだ。なにも無駄にせずに、歩道やタンクの中に置き去りにしない。たとえ死神がドアを叩いて、ちょっとの間だけでも、入りこむチャンスを探していていようとも。多分、自分の優しさや、他人への思いやりを人々に覚えていてほしいっていうレガシー(遺産)を残したいだけかもしれない。でもそのほとんどが毎日の嫌な日々の憂鬱を搾り出したいという願いに代わっていく。それはかなりの数になるかもしれない。Thieves & VillainsのリードシンガーSergio Otaeguiは、上の様な、物事が分岐していく所に立たされた青年の様に聞こえる時がある。でも夜楽しく騒いだら、少し頭の中が整頓できるような、そんなタイプの若者だ。彼は、楽しい事や無料でもらえるちょっとした物をありがたむ。でも満足した数がもらえるわけではない。彼はニューヨーク州のHudson Valleyで友達と結成したこのグループを旅へ導いた。人生の最後まで、過去の埋め合わせをする道を探しに。長いドライブで、たくさんの苦難があるだろう。でもそれよりも幸せな思い出を基に、誇りに思う部分を記録に残し、大事にとっておく。"South America"というバンドの最新作にはたくさんの「旅」が含まれていている。たとえずっと同じ場所に留まっていたとしても、タイヤや羽が要らない魂の旅に焦点をおく。Otaeguiは"Some May Call It Rain"という曲の最後にこう歌う。「ポケットにタバコも無いまま街へふらふら帰ってきた/誰も聞き入ってない時に話し始めるなんておかしい人達だ/まあ、ずっと探してたトーストにありつけたからいいか。」きっと旅の中、家で食べていたような心温まるトーストを探していたんだろう。仲のいい友達や、おいしい食べ物、素敵な家族や、いままでみんなで分け合ったものを探していたのだ。泣いたり笑ったりした思い出。僕らを大人にしてくれた、大切にしたい時間や思い出。正しい場所に光を見つけたり、自分を成長させるやさしいポップソングがここには詰まっている。毎日毎日を誠実に生きようと語りかけている。そして、大切にしたい思い出を信じてあげる事がどういう事か、ここには詳細に示されている。
Victory Records Official Site


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セットリスト


  1. Welcome to Daytrotter
  2. 16 Hits(South America収録)
  3. South Street Hymnal(未発表)
  4. Autobiography(未発表)
  5. Some May Call It Rain(South America収録)

2011年8月12日金曜日

The Luyas


The Low Blows And The Anguish Dance

Aug 11, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Will Kreinke
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi










Luyasの曲を聴いていると、止む事の無い吹雪の中に捕まってしまったような気分になる。みんな家の中から出られず外に出なきゃと、不安になっている。雪をかいて外に出て、以前の生活に戻るために。彼らは自然の災害に閉じ込められた。天気なんかコントロールする事が出来ない。そして部屋の中で、思っても見なかった事を話題にしはじめる。彼らは浄化を始め、みんなが違った光の中に照らされた。自分達は色々心配してるんだ、と他の人に投げかけている。多くの人、そして自分達もまさか考えても見なかった事を心配し始めていることに気づく。でも今、冷たい所から今まで黙っていた事が、ひっそり、そしてはっきりと明らかにされた。傷口は開かれたのだ。Jessie Steinはまるで幻影みたいに生きる人々、内の中で引きこもって働く人々に乗り移るように曲を書く。そうすることで、彼女が偏見や、外の世界の事実に影響されず彼女自身を観察することができるからだ。怖くなるくらい赤裸々で未調整。全てを差し出して、どんな落し物も拾われない。彼女の曲を聞いて、経験してほしい。それはまるで家が真夜中の間に逃げ出してしまったかのようだ。床の足跡はまだ暖かく、指紋がドアノブにぺっとりくっついて、夕食はまだ調理中。スイッチ式のペンが電話の”B”のところにギザギザを作って、真下にあるメモ帳を探している。生活のあるがままを映し出し、気になる所もたくさんある。モントリオールのバンドの最新作"I Need Mirrors"は今のところバンドの最高傑作だ。"Too Beautiful To Work"はかなり赤裸々な曲で、痛々しいほど正直に主人公が描かれている。「時々、自分のことを顔を背けたくなるような人間だと思うの/スプーンでくりぬかれて、変に広がっちゃったわ/壁を見つめてこう考える/毎月あいつらにお金を払っているのに、なんで私はもらえないのよ/私の心のうちを話す努力をしたから、いいよね/何かが私を生きさせる/死なせてもらえないの/考えてみると面白いわね/まるで銀行で働いているみたいなんだもの」この曲のように、レコードの中で彼女は欲望的で、深く考えず、幻滅に囚われ、何かを探している。こういうのに彼女は固執的に引かれている。アルバムタイトルトラック(アルバムの一曲目)でとてもパーソナルな家族の死が描かれているようだ。それが他の曲に色を与え、アルバムの前書きとして機能している。なぜ彼女の頭の中は曲を書くことで占領されているのか、なぜ「いま何がどうなってるの?」を解明したいのかが説明される。こうじゃないなら、なんなの?それでどうなるの?なんどもなんども問い返す。彼女はこういった疑問を引き上げて、音楽はピカピカして陰鬱な忘れられないものを見つけ出す。"Worth Mentioning"という曲で彼女はそれらを思い起こさせる。「私を信じて、頭に覚えておくのよ/報われない思想なんて無いんだから」そして自分に言い聞かせる。関係ないものは無いし、感じられないものはない。痛んで、慰められる。でも全ては理性にかなっているのだ、と。
The Luyas Official Site

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セットリスト
  1. Welcome To Daytrotter
  2. Cats In A Bag(Faker Death収録)
  3. Spherical Matters(Too Beautiful To Work収録)
  4. Too Beautiful To Work(Too Beautiful To Work収録)
  5. Unknown


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