The Battles Of The Exposed People
Words by Sean Moeller, Illustration by Johnnie Cluney, Recording engineered by Mike Gentry, Translated by Teshi
John Commonは曲を書く時、何も取り残しが無いか確実にする。彼は裸の人々を作り出すのだ。それか彼が人々を裸にする、彼が服を脱がすのだ。それはまるで彼が糸の先端を人差し指と親指で掴み、それに包まった人をゆっくりと回転させ、ゆっくりと中身が暴かれていく。でも君がその人を包んでいたモノが何か認識するまでは完璧に曝け出したりはしない。そして全てが露になった時、恥ずかしげな目でその人は君を見つめている。彼は自分自身に対してもその処置を行う。でもその場合回転と脱衣はもう少し難しくなる。誰かの手助けが必要だ。たいていの場合、誰かに糸を引っ張ってもらうのが一番効果的。上手くいかなかったら責めてやるからな。
人々を包んでいた層は肌と不完全な髪の毛だけの姿になるまで脱がされ、その後身体は鑑定される。君は腕のニキビが作物のようにはじけていくのを目にし、震えが起こり始める。デンバーのコロラドに拠点を置くこのソングライターは冷たい世界の最も寒い部分にハイライトを当て、僕らをほとんど運なしの沈み込む存在のように感じさせる、彼は僕らに「周りには同じように自身の特定の奇妙に重要な闘いに対処しなければいけない人たちがいる」と信じる理由を与えてくれる。
ある日、ナッシュビルのバンドThe Civil WarsのJoy WilliamsがNew York TimesのQ&Aの一つ「バンドの名前の理由」という何か機械的でつまらない質問に答えていた。答えの代わりに彼女は偉大な哲学者の引用を使って、
「多分だけど、プラトーの素晴らしい引用があるんだけどね、彼は『人に優しくあれ。誰もが大きな闘争で戦っているのだから』と言っていたわ。私達が作る音楽の事を考えていた時、闘争と言う感覚が当てはまると思ったの。男と女、私達の違った背景の陰と陽。外を出歩く誰もが大きな闘争で戦っているわ。それが実際に目に見えなくてもね。」
Commonが挑む戦いも同じ種類のものだ。彼の場合もっと自己破壊的だけれど。男か女が登場し、どちらかが相手に値しない存在で、それを改善しようと大変な努力が成されている。無神経から生まれる残酷性が引き起こす攻撃的な行動ではなく、それはどちらかといえば単なる適者生存のための見勝手さなのだ。それは昔から伝えられるNo.1の存在になりたいと思っているけれど、ほとんどみんなその精神で口論するのは大変だと思っている。それが不公平だって分かっているだろ?でも相手にとって充分な存在じゃないって認めても構わないんだ--もっとうまくやってけるかもしれないし、それは相手も同じ。ただこういうシチュエーションの中Commonは
「俺はお前の腕の手錠になりたくはない/ただ君の男でありたいんだ」
と歌うことになり、きっと手錠になってしまう運命なのはみんなも分かっている。彼は続いて
「もし神がマジシャンならば、俺達は違うトリックを使う/ねえ、君は地獄へ行くような罪人が大好きなんだろ/そうだよ/地獄へ行けよ/俺と一緒にさ/あいつら俺らのテーブルを予約してくれてるさ、保障するよ」
たとえ地獄でも最低二人は一緒にいられる。彼の作り出すキャラクターは結果がどうあろうと堕落してく運命なのだ。
John Common and the Blinding Flash of Light
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セットリスト
- Welcome to Daytrotter
- Wide Open World
- Can You Hear Me
- Your Man
- Go To Hell (With Me)
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