2011年8月4日木曜日

Little Dragon


Downtrodden And Still Dancing

Jun 7, 2010

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Sound engineering by Mike Gentry
Mastered by Sam Patlove
Translated by Kentarow



我々は何ぶん、この素晴らしい、新しくて若いスウェーデンのエレクトロニックバンド・リトルドラゴンのセッションを、悲劇的な不幸をもってして放り込もうとしているわけではない。元々は、このスウェーデンはヨーテボリ(Göteborg)出身の4ピースが昨秋(2009年秋)に彼らがここミッドウェストを通るときにセッションを予定していたのだけれども、最後の最後にここロックアイランドの僕らの中でちょっとした意見の相違があり、彼らにセッションを行ってもらい我々がそれを録音することが出来ず、彼らに対して一挙に申し訳ない気持ちと必ずすぐにセッションを成功させると誓ったものだった。すべてが幸運な事に、我々はそれらの約束を、リトルドラゴンの面々がSXSW(サウス・バイ・サウス・ウェスト)フェスティヴァルの前日に飛んで来た時に果たす事ができた ---それはまるで彼らのロデオが粉砕して粉々になる前に街を渡り飛び回っているようなもので。 それはたまたまハンクⅢとモーターヘッドが街にいた同じ日で、その中でもリトルドラゴンは早くつき街の奴らにむけプレイして、しかも我々がロックアイランドで会って前回会って以来たった数ヶ月しか経っていない日で、rリトルドラゴンも一台の”ヴァン”を卒業し”ツアーバス”へと乗り移っていた。これはそして東側の州連帯の中にあるビッグオレンジスタジオ(Big Orange Studio)で我々が録音作業をしだしたもっとも初期のセッションで、他の州連の街のステージや楽屋はまだ工事中でカチコチしてる最中だったわけであった。我々の藁(わらい)の貨物車たちはとっても晴れた日にちょうど良く到着してくれて、我々がこの幸運でトリックが施されつ陰鬱で、まるで燐光を待望しているかのような技術的には発展途上な4曲のダンスソングたちを僕らは結果的に録ることに成功したのであった。
シンガーのユキミ・ナガノ、そしてエリック・ボディン、フレドリック・カルグリーン・ウォーリンに、ハカン・ワイレンストランドは、ほぼ一日半による都市でのライブからそのまま夜通しの数マイルにも及ぶ運転(まあ運転してもらう側になっただけましかな?)このお昼時には少しだけ疲れていた様で、この昼時は少し疲れているようだった。すべてのシンセサイザーや機材がプラグインされ繫がったとき、この四人が我々の小さな部屋で生み出したその音楽はエキセントリックで輝きを放っていた。それはベッドルームダンスミュージックともとれるもので、部屋の壁や部屋の中のすべての物を覆っては、そこにいた唯一の者(物)たちだけの為に、その個々への安らぎや剥き出しになった目へと突き刺さるようなものである。ナガノには好奇心をそそられるし、彼女はミステリアスなシンガーでありソングライターで、より高い次元のものや眠いのに眠れないときへの不安などの類いの全てへのヒントを与えてくれている。彼女は彼女自身の病(の様な素質?)へとストレートへと向かうようなタイプではなくて、それ故か、傷だらけのひとりの女性を鳴らし、それでもむしろそんな傷の上から微妙は洋服やスカーフを身にまとってしまうようでもあり、「君が好きなようなにするための道を探せばいいだよ」と歌いかけているようですらある。彼女のヴォーカルはバンドの音のミックスの中で中心でフロントにあり、タの音を邪魔することもなく、必要すらないかの様に流れつつも、しかしそのどの楽曲でも実に最も重要な面として存在している。そしてまた、ボディン、ウォーリン、ワイレンストランドが奏で構築するビートやアレンジは異様なほどダンサンブル(←*そんな言葉はおそらくありません)で、ナガノのそんなボーカル微量なバイタルで全面にくぼんでいくその後ろで電子音としてきちんと成り立っている。そんな全体の奮闘と、アメリカですらまだ正式にリリースされていないリトルドラゴンの二枚目のアルバム「マシーン・ドリームス」で彼らが成し遂げたクォリティのを単なる「背景」とすることは容易である。これは感覚的にはいくぶんの海風の静脈の流れのようで、それはライオネル・リッチーやマイケルジャクソンからインスパイアされたようなメロディが、午後の曇りの憂鬱がサンシャインで流されることを懇願しているかの用に脈打っているようだ。そして、とてつもなく大いなるであったり喜びの一部だけにけっして焦点をあて過ぎるでもなく、ほんの一音で昇華されてしまうかもしれないほどの喜ばしいひとつの感情で鳴らされいる。まあ、そんな気まぐれが愛や喜びに突風を感じである。だから僕らはそんな音楽にのせてダンスすべきだと思わないかい?
Little Dragon Official Site


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セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. Feather(Machine Dreams 収録)
  3. Fortune(Machine Dreams 収録)
  4. My Step(Machine Dreams 収録)
  5. Stranger(itunes single b-side of "Feather" 収録)

The Knux


Those Who Play With Fire

Aug 3, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Matt Oliver
Mastered by Sam Patlove
Translated by Teshi


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僕が今やってみたいこと、そして僕が今やろうと思っていること...それは、ニューオリンズのヒップホップグループThe Knuxを形成するKentrell "Krispy" LindseyとAlvin "Joey" Lindseyが「スリラー」のビデオ(それかそれに近いもの)に住んでいるんじゃないかって想像することだ。ゾンビはあんまりいないだろうけど、銃やナイフを隠し持っている血に飢えた殺人者達が街の灯りの届かないところで潜んでいる。なかなか愉快な殺人者で、君と君の女友達をかぼちゃみたいにくりぬく前に、ビールを一杯か二杯ひっかけ、ヤクを決めて、ロックンロールを流している。そして、次の獲物を探してうろうろしている。外でセックスを楽しんでいる10代の若者や、とびきりうるさいあえぎ声を出していた女達を探している。彼らがLindsey兄弟の人生の中で現れた殺人者たちの最初のターゲットになるような奴らだ。僕らはそういう悪者達にで気づかないまま生きている。そしてThe Knuxは軽いけど強烈な音楽で、そういう目に見えない危険を楽しく部屋の中に響かせる。2009年に発売されたバンドのデビューフルアルバム"Remind Me In 3 Days..."に収録された曲の多くは、君に一人で外を出歩くのは危険だと思わせた。でも全曲、頭にヘッドフォンをつけて、頭を振りながら口にはフィルター付のタバコをくわえて、馬鹿騒ぎの夜の中、煙をふかしたくなる。もしかしたら「男の陥落」を警鐘するような、捻くれた殺人者の物語は実はこの兄弟がナンパした女性達のことかもしれない。とんがったヒールを履いて、唇をすぼませる。悪魔か天使か分からないような仕草をみせる女達。彼女達が"Razorblade"という曲で登場する「信念が無い狂ったやつら」かもしれない。彼女達が煮えたぎる体をコントロールできずに、銃を充填し、弱虫どもを打ち抜く物語の登場人物かもしれない。The Knuxは汚れ、火遊びをして、トラブルに胸を高鳴らせる人々のことを描く。彼らはそんな感情を理解し、注意を払っている。それは飛行機から飛び降りたり、すやすや寝ている蛇たちの巣窟に跳び入るくらい危険なことだ。でもそれはオーガズムと同じくらい胸の高まりを感じる。彼らはそんな感情をJohnny Law風のロックンロールとヒップホップを融合した音楽に変身させる。銃が転がって、血が流される。足元には霧が渦巻いている。目の前に誰がいるかわからない。足しか見えないのだから。僕らは自分達のダークサイド、彼らのダークサイドをうろちょろしている。悪人達が細長いグラスに反射して見える。警戒。背中に寒気が走る。それでも、(悪事をして)僕達がちょっとの間すごい存在になれるかどうかは、まだわからない。ただ、狂った悪人達と一緒に夜の闇の中へ繰り出す前に、部屋の中にいる獣達に心は支配されている。

The Knux Official Site


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セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. The Train(Remind Me in 3 days...収録)
  3. She's So Up(未発表)
  4. Bang!Bang(Remind Me in 3 days...収録)!
  5. Razorblade(未発表)

2011年8月3日水曜日

Doldrums


A Slinky Unraveling

Aug 2, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi








"What's It Worth"という曲の中で、DoldrumsのArick Woodheadは周りを包み込むような雰囲気を作り出し、それはまるで古いSaturday Evening Post紙の表紙のようでもある。彼は「ねぇ、冬はずっと部屋の中にこもるつもりなんだよ」と歌い、きっと暖炉にはクルミがローストされ、薪の煙が部屋を包み込んでいる。きっと君はシチューを作りたくなったり、親友に手紙を書いたり本を読んだりしたいなって思うんだろう。でもその歌は、他のDoldrumsの曲と同じように見た目とは違うのだ。この曲は灰がパチパチしているし、バックビートは波立って、ドラマティックなシンセサイザーををショートさせている。まるで野生の狂気が準備されてるように、君は春の再誕生を迎え入れるかのような荒々しい天気を外で待ち構えるのは悪いアイディアだと気づく。君と君の友達は閉塞感とその状況に対処しなければならないのだ。君達二人にはどうすることも出来ないし、もうどこにも出られない。小屋の中で血が騒ぎ出し、外に出たいと言う願いは思っても見なかった方向に向かっていく。Woodheadは物事が面白くなってきたときに「君を孤独の中で見つけたよ。目をかっと見開いて」と、歌い曲のキャラクター達は狂い始める。この感情の一片は、Doldrumsの音楽がそうであるようにそこで終わったりはしない。矛盾に溢れ、終わりの見えない引き潮と波が君の心の中にある美しい石を無くした気分にさせる。君は「全てを明らかにする必要がある。諦めるか、戦うかして心の平静を取り戻さなければ。」と感じる。光に視界を奪わせるのは中々楽しそうだ。白い雪に視界を奪われ、もやもやした景色をそれで良しとする。それも一つの方法だ。マットレスやクッションに沈み込んで、春を待つ獣になる。



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セットリスト
  1. Welcome To Daytrotter
  2. Painted Black(未発表)
  3. What's It Worth(未発表)
  4. I'm Homesick Sitting Here In My Satellite(未発表)

2011年8月2日火曜日

James Vincent McMorrow

Mostly Danger And All The Shades Of Joy In-Between

Aug 1, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording engineered by Mike Gentry
Translated by Teshi


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James Vincent McMorrowは人生の内でかなり火傷したことがあるように聞こえる。いままで(ほとんどは若い頃に)彼は火遊びをして、火がどれだけ熱く燃えるか知った。炎の目と手と心を見た。炎はちゃんとした距離を保てば、柔らかくて役に立つ。でも少し間違えただけで--あらゆるサインが侵入を禁止している危険な領域に間違えて足を踏み入れてしまっただけで、炎は恐ろしい脅威に変わる。炎はすばやくやってきて僕らを囲い込む。駆け出す時間も殆ど与えられぬまま、皮膚と体は逃げ切れずに焼けていく。一度ミスを起こしてからじゃないと学べない。まるでこのアイルランド人の男は森の中の小さな小屋に逃げるしか他が無かったかのように聞こえる。まるでJustin Vernonがウィスコンシンのどこかに逃げ込み、自分の心の中心にある感情の栓を抜こうとして
下界から出来るだけ離れようとしていた時のようだ。彼にはそこに何が残されているのか、何が原動になっているのか知る必要があった。一人でいる内に誰に感謝して、誰を責めれば良いのか知る必要、そして感じる必要があった。基本に立ち返り、音楽が彼に何を意味したのか。それは文句を言うに耐えるものだったのか?それでお金を稼ぎたかったのか?それで生きていけるのか?彼は逃げた。頭の中のもやもやから離れるために。でも彼が向かった場所は自身の取り留めの無い生活と不満、ギーギー鳴る音や囁き声から逃げられない場所だった。McMorrowがこんな状況で発見したのは、自分一人になると分かる、積み重なっていく不満だった。そこには牙を剥いて狂乱している獣達が獲物を探して歩き回っている。そこで皮張りをしたり、故郷に凱旋したり何をするかはわからない。君が誰を信じて、誰と恋に落ちるかによるだろう。実際のMcMorrowは一般の男の人に比べるとシャイでおどおどしている印象を得るだろう。でも歌の中で彼は激しい喜びと悲しみ、正義と悪の感情を表現するとてもはっきりしたキャラクターを手に入れる。そして彼は終わりへ向かう方法を見つけ出す。彼はそこに光を見出し、それが限りない可能性を彼にもたらしてくれると信じているのだ。デビューフルアルバム"Early In The Morning"で彼はこれからのくたびれた人生に向かって準備しているように聞こえるし、感じやすい年頃からずっとくたびれた人生を送ってきた男のようにも聞こえる。これからやってくる悲劇を我慢する準備が出来ているようなのだ。彼がこれから背負う打ち砕かれた心を受け入れる準備が。ひび割れ、投げ飛ばされ、ばら撒かれた心がすでに彼の部屋の中に詰め込まれている。彼はそいつらを借りた部屋に置いてきた。どこかも分からない場所に放置して、乾くのを待って、獣に食べさせるために。でも中には捨てられないものもある。ずっと心の中に留まって、もう絶対に使わないとわかっていても、もしもの時のために側においてある。彼の使う言葉と表現方法は、歌詞の内容を考慮するとダイナミックでとても幸福感に溢れている。"Sparrow and the Wolf"という曲で彼はこう歌う。「何の喜びも感じられない、危険だけだ/何の喜びも見られない、知らない人ばかりだ/この世界に喜びなんて見つけられない」きっと彼は嘘をついてるのだろう。たくさんの喜びと悲しみを見てきたのだ。そして彼がこう歌うとき、恐怖心が鳴らされていることに気づく。「いずれやってくる狂気の未来から僕達を守ってくれ」それが怖い所だ。だからまだはっきり描かれてはいない。
  1. Welcome to Daytrotter
  2. This Old Dark Machine(Early In The Morning収録)
  3. Follow You Down To The Red Oak TreeEarly In The Morning収録)
  4. Red Dust(未発表)
  5. We Are Ghost(未発表)

2011年8月1日月曜日

4onthefloor


The Thumping Poetry Of The Chapped Hides

Jul 31, 2011

Words by Sean Moeller
Illustration by Johnnie Cluney
Recording by Mike Gentry
Translated by Teshi

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最後に僕らが4onthefloorのリードシンガー/ギタリスト、ベースドラム操作の王者Gabe Douglesを見たのはミネソタのDuluthの辺りで、彼の家にも僕達の家にも近かった。小屋の外と中で見たんだけど、僕らの最後の彼の記憶は、食肉業者がクーラーの中で着なければいけないような、冬用のコートよりもっと暖かい物にくるまっていたイメージだ。業者が着るよりも、もっとカッコいいコートだったけどね。記憶は今のところ僕の頭の中に留まっているけれど、その時僕の足はびしょ濡れで、嫌な感じの汗をかいていて頭が錯乱する所だった。それでも彼は心地よさそうにしていたのを覚えている。多分手作りのホッカイロみたいなのをもっていて、外からも中からも暖かさを強化していたのだろう。Douglasは一人の男が辿り着ける、最高の優しさと暖かさを持ち合わせている。今だって、いつだってずっと彼は変わらない。僕らはずっと彼はそういう男だと思っているし、そんな彼も苦悩や、不平、苛立ちを爆発させることがある。彼はすべての男が共感できるような声を使う。そう、落ち込んでいても、鉄が入ったつま先や固いヒールで腹にキックをぶち込ませるのだ。彼は自分のために、自分が望むものを手に入れようと努力している人達のために歌う。一日だけでも厄介ごとから逃れたい、湖に出てぷかぷか浮かびたい、というようなちっぽけな願いかもしれない。彼の怒り立った声は時々ジム・モリソンのように聞こえる。僕はよくあのヒゲが手をつないでいるんじゃないかって思う。彼は怒り狂って、深い悲しみが後から追ってくる。ひび割れた尻、日に焼けた肌の詩。見下され、利用され続けた大人の男の言葉だ。これは足を踏み鳴らして、ちょっぴり酒が回って自分の事がすこし良く思えてきたときに聞く音楽だ。奥さんも娘もいる。仕事もあるし、帰る家もある。それでも何も満足できない。そういう思いを馳せながら、ビールに涙を落としながら聴く音楽だ。不幸せな訳じゃない。満足できずに、精神が不安定になっているのだ。そう、たくさん諦めてきたし、きっとこれからももっと諦めなければいけない。Douglasはこう歌う。「嵐よ、俺のところに来い/俺のほうがでかくても、お前より強くてもやって来い」まるで彼は困難はまだまだやってくると示唆しているようだ。幸せな日も、不幸せな日も、耐えられても耐えられなくてもやって来る。どっちにしろやってくるんだから、何か前ポケットとサイドポケットに入れて準備しておいたほうが良い。外がどんな天気でも、僕らを暖め続けてくれる秘密のカイロを。
4onthefloor Official Site

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セットリスト
  1. Welcome to Daytrotter
  2. Undertow(4X4 収録)
  3. Workin' Man Zombie(4X4 収録)
  4. Smokestack Lightning(未発表)
  5. On Tuesdays(4X4 収録)
  6. Lionhearted(4X4 収録)
  7. Cashillac(4X4 収録)
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